映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

「ダンジョン飯 5」九井諒子

2017年08月26日 | コミックス
生きて帰るまでが冒険だ

ダンジョン飯 5巻 (HARTA COMIX)
九井 諒子
KADOKAWA / エンターブレイン


* * * * * * * * * *

炎竜(レッドドラゴン)を倒し、ついに妹のファリンを救出したライオス。
ホッとしたのも束の間、彼らの前に、迷宮の主・狂乱の魔術師が現れる……!
果たして、ライオス達は生きて迷宮を脱出できるのか!? 
生きて帰るまでが冒険だ! 食事もストーリーも怒涛の第5巻!


* * * * * * * * * *

さて、新刊です。
前巻でようやくライオスの妹ファリンを救い出したところでしたが、
迷宮の主・狂乱の魔術師とやらが現れて、再び見失ってしまいます。


これまで本作のストーリーはワリと単純だったのです。
ファリンを救出するために、魔物を倒しながら、
そして時としてそれを食しながら、地下の迷宮を下へ下へと進んでいく。
しかし、前巻あたりから話が複雑になってきまして、
本巻でも新たな登場人物やら新たな挑むべき敵がドッと登場。
正直、私にはわけがわからなくなってきました。


このように雑誌連載しながらコミックが追加されていく状況で、
初めの方はとても楽しみに読んでいたのだけれど、
途中から登場人物が入り組んで
(人物の見分けが難しい・・・みんなおんなじ顔してるから・・・)
めんどくさくなって、どうでも良くなって
読むのを止めてしまうというパターンが時々あるのです・・・。
進撃の巨人とか・・・。
それでこの巻の途中あたり、この話も同じ運命を辿りそうな、
いや~な予感がし始めたのですが、
マルシルが石化して解けたあたりから少し気を取り直しました。
始めのうちはこんなに連載が長くなる予定ではなかったのでしょうね。
それが意外と人気が出たから登場人物を増やして話を伸ばそう・・・というのがミエミエ。
それで成功する場合もあるけど、ダメになる場合も多いと思います。
ナントカ頑張って、この拡張期を乗り切って充実させてほしいと願っておりまする・・・。


そう、「生きて帰るまでが冒険だ!!!」
この分ではまだまだ帰れそうにありません。


「ダンジョン飯5」九井諒子 カドカワハートコミックス
満足度★★★☆☆


最新の画像もっと見る

コメントを投稿