映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ドミノ

2024年03月23日 | 映画(た行)

現実と虚構が入り組んだ世界

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公園で一瞬目を離したすきに娘が行方不明になってしまった、刑事ローク(ベン・アフレック)。
その心痛のため、カウンセリングを受けながらも、現場の職務に復帰します。

銀行強盗を予告するたれ込みがあり、現場に向かったロークは、
そこに現れた男が娘の行方を知っていると確信。
しかし、男は簡単に周囲の人々を操り、妨害するため、ロークは男を捕まえられません。
ロークは占いや催眠術を熟知するダイアナに協力を求めます。
彼女によると、ロークの追う男は、相手の脳をハッキングしているというのですが・・・。

何でしょう、言ってみれば催眠術の強力なもの・・・。
相手の目を一瞬見るだけでその人物を操り、自分の思うままに行動させることができる、
そのような能力を持つ人々がいるわけです。

恐ろしいですね・・・。
ごく親しい友人でも人に操られて殺人鬼にもなり得るということで・・・。
誰も信じられないし、実は自分自身も操られていて、
自分が見ているものは、現実ではないのかも知れない。

次第に、現実と虚構が迷宮のように入り組んできます。
そんな世界感がスタイリッシュに描かれますが、
まあ、こんな世界観はすでにどこかで見たような・・・。

しかし、ロークの真実、娘が行方不明という最大の問題にも実は裏があって・・・
というめまいのするような仕掛けには、ちょっと虚を突かれました。

<Amazon prime videoにて>

「ドミノ」

2023年/アメリカ/94分

監督:ロバート・ロドリゲス

出演:ベン・アフレック、アリシー・ブラガ、J・D・パルド、ハラ・フィンリー

 

現実逆転度★★★★☆

幻惑度★★★★☆

満足度★★★☆☆



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