映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

MAMA

2015年09月18日 | 映画(ま行)
森の奥の一軒家で、子供たちを育てたMAMAとは・・・!



* * * * * * * * * *

珍しくホラーなのですが、本作はニコライ・コスター・ワルドウ見たさで見ました。


精神を病み、共同経営者と妻を殺害したジェフリー(ニコライ・コスター=ワルドウ)。
3歳ヴィクトリアと1歳リリー、二人の娘を連れ出して逃走。
森の中の小屋で彼女たちを手に掛けようとするのですが、
小屋に潜んでいた怪しい影に殺されてしまいます。
えー!!せっかく出てきたニコライ・コスター=ワルドウの出番がこれだけ!?
と思ったのですが、いやしかし、大丈夫。
その直後にジェフリーの弟ルーカスとして再登場します。
5年後、行方不明のままの兄と子供たちを探し続けていたルーカスが、
森の奥の小屋で子供たちが二人だけで生き延びていたのを発見。
まだ幼かった子供たちは人との関わりも忘れ、
ほとんど野獣のようになっていたのですが・・・。
ルーカスは姪を引き取り、恋人のアナベルと共に共同生活を始めますが・・・。



彼女たちには何かがついてきたようなのです。
そもそもこんな幼い子供たちがどうやって5年をも生き延びてきたのでしょう。

彼女らを育ててきたMAMAとは・・・?
母親の、行きどころのない子への思いが生んだ悲しい物語なのでした。



でも本作、そのニコライ・コスター=ワルドウが奮闘して魔物と闘う物語と思ったら、
むしろその恋人アナベル(ジェシカ・チャステイン)が奮闘する物語だったんですね。

さすが昨今は女性のほうが強い!! 
いや、母性愛がテーマだから、どうしてもそうなりますか。
子供たちが人里から離れたのが3歳と1歳ということも
後ほど重要な意味が出てきます。
なかなか興味深い作品でした。



MAMA [DVD]
ジェシカ・チャステイン,ニコライ・コスター=ワルドー,ミーガン・シャルパンティエ,イザベル・ネリッセ,ダニエル・カッシュ
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン


「MAMA」
監督:アンドレス・ムシェッティ
製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ
出演:ジェシカ・チャステイン、ニコライ・コスター=ワルドウ、ミーガン・シャルパンティエ、イザベル・ネリッセ、ダニエル・カッシュ

恐怖度★★★☆☆
哀愁度★★★☆☆
満足度★★★.5


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