映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

きみに読む物語

2021年01月22日 | 映画(か行)

純愛は続く

* * * * * * * * * * * *

療養所で暮らす初老の女性のもとへ、一人の男性が訪れてきます。
彼は彼女にある物語を読み聞かせます。

 

それは、1940年代、アメリカ南西部の田舎町。
良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)は、
地元の貧しい青年ノア(ライアン・ゴズリング)と知り合い、恋に落ちますが・・・。

 

アリーは、一夏のバカンスを過ごすために家族とこの町を訪れていたのです。
その後、大学への進学を予定していました。

ノアは材木職人。
日銭を稼ぐ仕事です。
二人の間がどれだけ親密になっても、それをアリーの両親が許すわけがない。

作中、アリーとノアは濃密なキスを交わし体を密着させますが、最後の一線は超えない。
というか、あともう一息、というところで、
夜中の2時になっても帰らない娘を心配した親が、
警察に捜索願を出し、大騒ぎになってしまっていたのです。
さすがに今では考えられないような話ではあります。

ノアは、崩壊寸前の古い家を買い取り、自分でリフォームすることが夢でした。
どんな家がいいか、アリーも夢を口にする。

数年後、2人は別れ音信不通になるも、
戦争から戻ったノアは夢を果たし旧家を買い取って、自分でリフォームを始めます。

白い壁、青いドア。家を取り巻くポーチ。
それはアリーが語っていた夢のマイホーム、そのままなのです・・・。
まことにロマンティック、純愛ですなあ・・・。

さて、老婦人に物語を読み聞かせていた男性とは・・・?
まあこのあたりは、見ているうちに少しずつ想像が付いてきますが・・・。

 

たとえ幸せな恋のことを忘れ去ってしまったとしても、愛は変わらない。
こんな美しい結婚を見習いたいものです・・・。
(すでに手遅れ?)

以前見たはずなのですが、内容はほとんど憶えていませんでした。
若くチャーミングなライアン・ゴズリングを改めて楽しみました。

 

<Amazon prime videoにて>

「きみに読む物語」

2004年/アメリカ/123分

監督:ニック・カサベテス

原作:ニコラス・スパークス

出演:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス、
   ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズ、ジェームズ・マースデン

 

純愛度★★★★★

満足度★★★★★



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