キムタク効果
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東野圭吾さん原作、キムタク主演の注目作。
やはり一応見ないではいられない、ということで・・・。
都内で3件の殺人事件が発生。
一見全く別々の事件のようだったのですが、
どの現場にも謎の数字の羅列が記された紙片が落ちていたため、
連続殺人事件とみなされます。
新田刑事(木村拓哉)がその数字の暗号を解き、次の殺人がとあるホテルで起こることを予測します。
ホテル内部に秘密裏の捜査本部が置かれ、厳重な警戒態勢が敷かれます。
新田はホテルのフロントクラークになりすまし、潜入捜査をすることに。
そのため新田はホテル職員・山岸尚美(長澤まさみ)にフロントクラークとしての心得を「教育」されることに。
二人は衝突を繰り返しながらも、事件の真相に近づいていきます。
様々な人々が仮面をかぶって現れる場所―ホテル。
だからこそ、豪華キャストが次々に現れるのも自然。
実際、すごく映画向きの原作なんですね。
私は、原作を読んでいましたが、とっくに内容は忘れていたので、
しっかり犯人探しを楽しむことができました。
ちなみに、当ブログの『「マスカレード・ホテル」東野圭吾』の記事の訪問者数が、
この映画の公開2週間ほど前からグイグイとうなぎのぼりに増加しまして、
我ながら驚いてしまいました。
最近ようやくもとに戻りましたが・・・。
さすが、キムタク効果なんですねえ・・・。
作中、このホテルを訪れる人、誰も彼もが一癖も二癖もありげで、
誰もが怪しく見えてしまいます。
あくまでもお客様を大切に思おうとする尚美と、あくまでもまず疑ってかかる新田、
とこまでも水と油のようでいて、次第に相手の思いを汲み取り、
折り合っていくさまがよく描かれていました。
最後に新田が尚美の居所を確信する、ある“アイテム”の扱いが秀逸ですよねえ。
まあ、どなたにも楽しめる作品だと思います。
さて、エンドクレジットで「明石家さんま(友情出演)」と出たところで、
場内微かなどよめきが走りました。
私も思わず「?!」。
うそ~、一体どこに出ていたの?
と誰もが驚かされるようです。
どうしても知りたい方は、事前にネット検索で確認してからご鑑賞ください。
ここにはあえて記しません^^;
<シネマフロンティアにて>
「マスカレード・ホテル」
2019年/日本/133分
監督:鈴木雅之
原作:東野圭吾
出演:木村拓哉、長澤まさみ、小日向文世、梶原善、泉澤祐希、濱田岳、前田敦子
犯人の意外性★★★★☆
チームワーク度★★★★☆
満足度★★★★☆