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映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ゴールデンカムイ

2024年10月30日 | 映画(か行)

北海道に眠る金塊を求めて

* * * * * * * * * * * *

私、本作はアニメで見ていて、原作コミックは読んだことがありません。

それでこの実写版、興味はあったのですが、
どうせストーリーの途中で終わっているので慌ててみなくても良いかな?
と思い、スルーしていました。
するとこの度、この実写版映画の続きが、
WOWOWの連続ドラマで放送されることになりまして・・・。
それなら、やはり始めから見てみましょう、ということで・・・。

 

時は明治末期。
日露戦争の戦いぶりから「不死身の杉本」と呼ばれる杉本佐一(山崎賢人)。
戦争から帰還の後は、一攫千金を夢見て北海道の山奥で砂金掘りをしています。
そんな時に、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知ります。

 

金塊を奪った「のっぺらぼう」と呼ばれる男は、捕まる直前に金塊を隠し、
その在処を暗号にした入墨を24人の囚人の体に彫り、脱獄させたといいます。
杉本はその金塊を見つけようと、動き始めます。

しかしそんな時、ヒグマが杉本に襲いかかる・・・!
それを救ったたのが、アイヌの少女アシリパ。
彼女は金塊を奪った男に父親を殺されていて、
その仇を討つため、杉本と行動を共にすることに。

莫大な金塊を探し出そうとする者は他にもいて、
大日本帝国陸軍第七師団、鶴見中尉率いる兵団。

そして、もと新選組副長、土方歳三とその一派。

彼らは金塊を手に入れ、どうしても成し遂げたい野望があるのです。

 

当時のアイヌコタンの様子、アイヌの人々の生活の様子なども詳しく描かれていて、
そういうところで人気を得た作品でもありますね。
当時の小樽の街並みなども興味深い。

杉本は戦争でどれだけ敵兵を殺したか分らない。
けれど、根は優しいのです。
アイヌの人たちの生活も尊重していて、
アシリパのこともずっと「アシリパさん」と呼び続けます。
アシリパは「杉本」と呼び捨てなのですが。
無垢な人々を守ろうとする「大人」な杉本の魅力。
いいですよねー。

壮大で、冒険に満ちていて、ちょっぴり残酷、ちょっぴりクレイジー・・・、
本作はそんなストーリーの導入部といっていいでしょう。
巨大なヒグマが襲いかかってくるシーンなどは、
やはりアニメよりも迫力があって、コワイコワイ・・・。

次はじっくりテレビドラマの方を楽しもうと思います。
(Amazon prime videoでも視聴できます。)

 

<WOWOW視聴にて>

「ゴールデンカムイ」

2024年/日本/128分

監督:久保茂昭

原作:野田サトル

出演:山崎賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろし

冒険ストーリー度★★★★★

満足度★★★★☆



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