水の表現に魅せられる

* * * * * * * * * *
「ファインディング・ニモ」から13年ぶりの続編。
え~、もうあれから13年も経っていたのですか・・・。
アニメ作品は、常々後日レンタルで見れば良いと思っているのですが、
今回はほかにタイミングよく見られるものがなかった、
という消極的理由から見ました。
本当は字幕版が見たかったけれど、吹き替え版しかないし・・・。

今回はナンヨウハギのドリーが主役です。
あのカクレクマノミのマーリンと共に、ニモを探す旅をした、ドリー。
なんでもすぐに忘れてしまうという
特殊なキャラクターであるドリーのことはとても印象に残っていました。
その壮大な旅の1年後。
ドリーは結局マーリン・ニモと一緒に、家族のように暮らしていたのですね。
ドリーは、何故かふと両親のことを思い出し、無性に会いたくなってしまいます。
でも実は、彼女が忘れっぽいことが原因で、はぐれてしまったわけなのですが。
幼いドリーが両親とはぐれて一人ぼっちになってしまうシーンは、
実に切ないですね。

そんなわけで、今度はマーリンとニモが付き添いとなり、
ドリーの両親を探す旅に出ることになります。
「カリフォルニア州モロ・ベイの宝石」というのが唯一の手がかり。
行き着く先は人間たちが海の生物を保護している施設「海洋生物研究所」。
しかし早速マーリンたちとドリーは、
はぐれて離れ離れになってしまいます。

一人になってしまったドリーを助けるのが、なんとタコのハンク。
タコの動きを研究するために、アニメーターは水族館に通ったそうですが、
そのかいあって、素晴らしい「タコ」度です。
周りに合わせて体の色が変化。
ニンジャのようですね。
彼はしばらくなら水のないところでも動けるので、
なんとコーヒーサーバーに海水とドリーを入れて、
持ち歩いたりします。
ナイスです。

とにかく13年前とはCGの技術も格段に進歩。
水の表現が素晴らしい!!
一方、マーリンたちも必死でドリーを探し始めますが、
大変なことばかり・・・。
でも次第に彼らは「こんな時ドリーならどうするかな?」と考え始めるのです。
ドリーはなんでもすぐに忘れてしまい始末に終えず、
お荷物に感じないといえば嘘になります。
でも、前向きで、発想力が抜群で、変なことに詳しかったりもする。
ドリーのステキな部分を改めて思い出す二人なのでした。
まさに本作のテーマがそこにあります。
前作でも少し触れていたのですが、
今回はそこを全面に押し出してあるわけです。

どっち向いてるのかわからない鳥さんとか、
イジメすれすれの感じのアシカたち、
可愛すぎるラッコたち、
触ってみたいシロイルカ、
個性たっぷりのキャラクターも楽しめます。
変な悪役が出て来ないのもいい。
ま、時には手放しで楽しめるこんなアニメも良いですね~。

「ファインディング・ドリー」
2016年/アメリカ/97分
監督:アンドリュー・スタントン
吹き替え版声:室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン
水のリアル度★★★★★
満足度★★★★☆

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「ファインディング・ニモ」から13年ぶりの続編。
え~、もうあれから13年も経っていたのですか・・・。
アニメ作品は、常々後日レンタルで見れば良いと思っているのですが、
今回はほかにタイミングよく見られるものがなかった、
という消極的理由から見ました。
本当は字幕版が見たかったけれど、吹き替え版しかないし・・・。

今回はナンヨウハギのドリーが主役です。
あのカクレクマノミのマーリンと共に、ニモを探す旅をした、ドリー。
なんでもすぐに忘れてしまうという
特殊なキャラクターであるドリーのことはとても印象に残っていました。
その壮大な旅の1年後。
ドリーは結局マーリン・ニモと一緒に、家族のように暮らしていたのですね。
ドリーは、何故かふと両親のことを思い出し、無性に会いたくなってしまいます。
でも実は、彼女が忘れっぽいことが原因で、はぐれてしまったわけなのですが。
幼いドリーが両親とはぐれて一人ぼっちになってしまうシーンは、
実に切ないですね。

そんなわけで、今度はマーリンとニモが付き添いとなり、
ドリーの両親を探す旅に出ることになります。
「カリフォルニア州モロ・ベイの宝石」というのが唯一の手がかり。
行き着く先は人間たちが海の生物を保護している施設「海洋生物研究所」。
しかし早速マーリンたちとドリーは、
はぐれて離れ離れになってしまいます。

一人になってしまったドリーを助けるのが、なんとタコのハンク。
タコの動きを研究するために、アニメーターは水族館に通ったそうですが、
そのかいあって、素晴らしい「タコ」度です。
周りに合わせて体の色が変化。
ニンジャのようですね。
彼はしばらくなら水のないところでも動けるので、
なんとコーヒーサーバーに海水とドリーを入れて、
持ち歩いたりします。
ナイスです。

とにかく13年前とはCGの技術も格段に進歩。
水の表現が素晴らしい!!
一方、マーリンたちも必死でドリーを探し始めますが、
大変なことばかり・・・。
でも次第に彼らは「こんな時ドリーならどうするかな?」と考え始めるのです。
ドリーはなんでもすぐに忘れてしまい始末に終えず、
お荷物に感じないといえば嘘になります。
でも、前向きで、発想力が抜群で、変なことに詳しかったりもする。
ドリーのステキな部分を改めて思い出す二人なのでした。
まさに本作のテーマがそこにあります。
前作でも少し触れていたのですが、
今回はそこを全面に押し出してあるわけです。

どっち向いてるのかわからない鳥さんとか、
イジメすれすれの感じのアシカたち、
可愛すぎるラッコたち、
触ってみたいシロイルカ、
個性たっぷりのキャラクターも楽しめます。
変な悪役が出て来ないのもいい。
ま、時には手放しで楽しめるこんなアニメも良いですね~。

「ファインディング・ドリー」
2016年/アメリカ/97分
監督:アンドリュー・スタントン
吹き替え版声:室井滋、木梨憲武、上川隆也、中村アン
水のリアル度★★★★★
満足度★★★★☆