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第6回、日中経営者ラウンドテーブル

2015年12月02日 | 北京暮らしWeblog

昨日はスモッグの中、長江商学院の「日中経営者ラウンドテーブル」に行ってきました。




盛況でなかなか面白かったです。
へーっ、と思うこともいくつかありました。


内容はまた「メディア合作パートナー」の「日経新聞」に載るんでしょうから、書きませんが、ようは日中の知名度のある会社の代表が来て、討論するというもの。
金融の会社が多かったです。
やっぱ、そうなるのか。

中国側がほとんど創業社長だったのに対して(30歳、オンラインファンド会社CEOも!)、日本側が董事長といえども、皆、会社員の人だった、というのがお国柄? でしょうか。
日本も戦後の最初は、中国みたいな感じだったんでしょうね。


金融不安もささやかれていますが、中国はネット金融は市民権を得たといっていいでしょう。初期の熱さはないが、定着したという感じ?
火つけは何年か前の、タオバオの余額宝ですね。

 これは一種のファンドですが、買い物用にチャージしたお金の余りを、スマホのタッチひとつでこっちに移してね、一元でもいいよ、もちろん銀行からこっちにも入れることも簡単にできます、使うときはそのまま、そこから使えるよ、手数料ゼロ、というやつで、初期は利率が7%近くでした。今、見たら2.7%ね。
 これ、毎日いくら増えたか、すぐ見えるんですね。
 最初、大金を預けるのは怖いけど、小銭でも何元か見る間に増えたりして、そうなると、初期は中国人のこと、いきなり1千万円、2千万円預ける人、続出!!! 
 だって1千万円で年70万円、1か月で引き上げても数万円入る。何買おうかなーて感じ?
 お金持ちのおかねはなくなりません(ちなみに大陸の身分証番号が必要で、外国人は在住許可があってもできません)。

 中国人てレストラン開店したときだけ、わーって押し寄せるんですね。
 なぜかというと、その時は高いコックさん雇ってるし、いろんな割引があるから。後になったら、倒産することもよくあるし、安いコックさんに変えることも多いし。
 ……それに似てましたね。
 こんな利率は今のうちだけよ、どうせなくなるから、早く早く! て、感じ?


 一方、利用者3億人だから、あ、残った5元、預けとこ、でもかき集めればすごい額。
 あ っという間に、すごい規模になって、中国の百度百科で見ると、2015年4月で7000億元(約14兆円)、世界第二の規模とある。
 まあ中国、確実なものは何ひとつないですが……。
 でも今は中国だけじゃないよね。
 
 

 あー、そういえば、スーパー入口とかのファンドの集客、見なくなったな。
あれ買うの、老人ばかりでした。
外国人がちらっとタテ看板を見ただけで、(これは怪しいやろ!)と思うの、目の前でみんな買ってたな…。


混沌の中国、いつまでも面白いです!
人民元もSDR入り、決まったし。会議の開催、今、つうのもポイントかも。明日にでも中国崩壊、崩壊って書いてた人たち、何か言ってよー(笑)。
 
本日は快晴の青空! 
しかし、いろんな職業で人がいらなくなるな……。

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