原題:『Black Phone』
監督:スコット・デリクソン
脚本:スコット・デリクソン/C・ロバート・カーギル
撮影:ブレット・ユトキーヴィッチ
出演:メイソン・テムズ/イーサン・ホーク/マデリーン・マックグロウ/ジェレミー・デイヴィス
2022年/アメリカ
登場人物の名前による暗示について
1978年のコロラド州のデンバーで次々と起こった少年の誘拐事件は、ついに主人公のフィニー・ショウの身にも起こるのだが、おそらく犯人のグラバー(Grabber)は少年時代はフィニーのように内気な生徒で苛められた経験があり、それが犯行の動機になっていたように思う。
しかしストーリーは「黒電話」というタイトル通りに犠牲者たちがフィニーに電話を通じてアドバイスを送り、フィニーの妹のグウェンも霊感を持っており夢で犯行現場を特定できるためにリアルなストーリーを求めている人にはお勧めできない。
ラストシーンにおいてクラスに戻ってきたフィニーに「ハイ、フィニー(Finney)」と挨拶をしてきた隣の女生徒に対してフィニーに「僕はフィン(Fin)」だよと言わせて、二人が親密になる予感を持たせながらこの映画が「終わり(Fin)」という意味にかけているところには監督のセンスを感じた。
エドガー・ウィンター・グループの「フリー・ライド」を和訳しておきたい。
「Free Ride」 The Edgar Winter Group 日本語訳
山は高く谷は低く
君はどっちに向かうべきか混乱している
だから僕は君に手を貸して
約束の地に君を導くためにここに来たんだ
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来て
僕の隣に座れよ
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
国を飛び越えてみてみると
僕はどこも同じように見える
この類のゲームでは
勝者はいないんだ
僕たちならばもっと上手くできる
始める時が来たようだ
答えというものは全て僕らの内の中から湧き出てくるものさ
だから
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来て
僕の隣に座れよ
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
こっちに来いよ
ただで乗れるんだから
The Edgar Winter Group - Free Ride (Audio)
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