MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ハケンアニメ!』

2022-07-04 00:58:29 | goo映画レビュー

原題:『ハケンアニメ!』
監督:吉野耕平
脚本:政池洋佑
撮影:清久素廷
出演:吉岡里帆/中村倫也/柄本佑/尾野真千子/工藤阿須加/前野朋哉/古館寛治/六角精児
2022年/日本

「名作」と視聴率の関係について

 2015年の11月に王子千晴が描くアニメーションを観たことで転職し、7年後に「土曜日の夕方の5時」枠で王子千晴のアニメーション『運命戦線リデルライト』と視聴率対決を『サウンドバック 奏の石』で挑むことになる主人公の斎藤瞳の物語は20年以上前の話ならば、まだ説得力があったと思うのだが、今は放送時に観れなくても録画や見逃し配信で観ることができるのだから意味がないし、そもそも『宇宙戦艦ヤマト』も『機動戦士ガンダム』も『新世紀エヴァンゲリオン』も当初はそれほど高い視聴率ではなかったのだから、高視聴率が作品のクオリティの高さを証明しないことは既に証明されているのではある。
 しかしそのようなことを勘案しても、わざわざ二作品のオリジナルアニメーションを制作して、手間暇をかけた演出は見応えがあり、なによりも主人公を演じた吉岡里帆の熱演が素晴らしい。
 それはそれとして少々気になった演出があって、制作チームが一緒にテレビを見るシーンの際に、いつも主人公の王子千晴を舐めるようにして多くのスタッフの一人でしかない川島が映り込むのが気になったのだが、調べてみると川島を演じた大場美奈は本作の舞台版で主役の川島加菜美を演じていたから、そういうことなんだと思う。

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/eiga_log/entertainment/eiga_log-135041


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする