メリダとおそろしの森
2012年/アメリカ
プライドの出所
総合 90点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
主人公の王女メリダと彼女の母親のエリノア王妃の複雑な母娘関係を理解する糸口として、黒い巨大熊のモルデュの生い立ちから考えてみる。
伝説に依るならばモルデュは絶大な力を得ようとした王子が魔力によって変えられた姿なのであるが、同じように黒い巨大熊に変えられた者がメリダではなくてエリノアの方である理由は、メリダの父親のファーガス王はメリダの誕生日のプレゼントとして弓矢を贈るほどメリダに対して性別にこだわらない勇敢さ(Brave)を求めていたのであるが、エリノアはあくまでもダンブロッホ国の後継者として同盟国の子息と結婚することを娘に強要するように、エリノアの方が風習に固執しているためであり、その母親の‘プライド’を捨てさせるためにメリダは魔女に手助けを頼んだのである。
魔女の言う通りにメリダは母親に特製のケーキを食べさせたまでは良かったのであるが、内面を変えるには外面を変えればいいという魔女の皮肉までは気がつかなかったメリダは「プライドによって裂かれた絆を修繕する」ために熊になってしまった母親を元に戻そうと手を尽くす。
クライマックスは熊の姿のエリノアとモルデュの対決シーンで、エリノアが力ずくでモルデュを捕まえて巨大な立石にモルデュの体を打ち付けた後に、モルデュが真ん中で割れて倒れてきた立石の下敷きになったおかげで全員を助け出すことが出来たのであるが、この時、エリノアは自分が女性であるというこだわりを捨てたことで国を救うことが出来たことを悟るのであり、同時に娘の気持ちが理解できるようになったのである。
ストーリーのひねり方は文句ないのであるが、メリダのキャラクターがかわいいとは思えないのはあくまでも個人的な好みの問題である。
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県の立場を米政府に伝えるため、又吉進・知事公室長を22日から米国に派遣する事は、
まるで日本プロ野球選手会が日本野球機構(NPB)を差し置いてアメリカ大リーグ機構が
主催している第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しない意志を表明した
ことに通じるものがある。このような事は日本側のまとめ役である日本政府や日本野球機構
が担うべきはずなのに、何故まとめ役がアメリカに対して何も言わないのかが不思議で
一度決まったことは絶対に変えることが出来ないかのような思い込みの原因が分からない。