ヤギと男と男と壁と
2009年/アメリカ=イギリス
米海軍特殊部隊vs.‘新地球軍’
総合
50点
ストーリー
0点
キャスト
0点
演出
0点
ビジュアル
0点
音楽
0点
‘ノンフィクション’である『ネイビーシールズ』(スコット・ワウ、マイク・マッコイ監督 2012年)の米海軍特殊部隊の活躍ぶりを観た後に、これもまた‘ノンフィクション’と謳われている『ヤギと男と男と壁と』の超能力者たちの集まりである‘新地球軍’の活躍ぶりを観ると、いかにもふざけているように見えてしまうのであるが、実はその‘ふざけ方’の物足りなさが本作から面白みを奪っているように思う。
犬がかわいそうだからという理由で、いつものように生贄にされるヤギは南米から密輸する際に騒がれることを防ぐために声まで奪われてしまうのであるが、意図的に脚に怪我を負わせられるヤギは超能力の実験素材として扱われることになる。しかしその肝心の超能力の実験は成功しているのかどうか定かではない。超能力というアイデアはアメリカのヴェトナム戦争の敗北という背景があり、ラヴ&ピースの思想がベースにあるのだが、結局、超能力はドラッグによる妄想の域を出ないということは、ラストで軍のキャンプで朝食用の卵と水にLSDを混ぜることでしか捕虜やヤギを救うことが出来ないことで証明されてしまう。
問題はラストシーンのある。冒頭の1983年のシーンにおいてディーン・ホップグッド准将が‘壁抜け’に失敗するのであるが、それから約20年後にボブ・ウィルトンが‘壁抜け’に成功するという描写は余りにも‘真面目’過ぎる。あるいは‘能天気’過ぎるというべきなのかもしれないが、これではあたかも、実は超能力は本当は存在するということになってしまい、『ネイビーシールズ』の対極に位置するはずの本作が備えるべきアイロニーを失ってしまうからである。「モンティ・パイソン」を生んだBBCらしからぬオチなのは、製作に名を連ねるジョージ・クルーニーの生真面目さが災いしているような気がする。
山本太郎さん姉、大麻所持容疑で逮捕 「脱原発で疲れ」(朝日新聞) - goo ニュース
俳優の山本太郎の姉である山本利華が大麻樹脂と乾燥大麻を自宅に隠し持っていたとして
大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕されたことに関して、「脱原発運動や更年期障害
で疲れ、気分を和らげるために使った」と供述しているらしい。百歩譲って大麻によって
気分が和らぐとしても、山本利華の職業はヨガ講師であり、疲れている時にこそヨガが役立つ
のではないのだろうか ついでに更年期障害にも効果があるはずなのであるが、ヨガでは
なくて大麻に頼ってしまうところが何とも不可解である。不可解といえば弟の山本太郎も
かなり率先して積極的に脱原発運動に携わっていたのに、原発再稼動が決まったとたんに
フィリピンへの移住を表明してしまった。退路を断てない人の言動を信用できるだろうか