外事警察 その男に騙されるな
2012年/日本
娘に対する想いの行方
総合 40点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
濃縮ウランが朝鮮半島から流出し、日本国内の研究施設から核の軍事機密が盗まれた頃、主人公の外事四課の裏作業班リーダーの住本健司はソウルで、在日二世のエリートの原子力科学者である徐昌義とお互い灯油を被り合って、本気度を競い合っていたあたりの駆け引きは緊迫感があった。それ故に徐が既に死亡したとされる娘の生存情報を住本から得た時に日本へ行く決心をしたことは、それだけ娘に対する想いがあったことは十分に察する。
ところがクライマックスにおいて、ソウルで核爆弾のテロによって戦争を起こす事で、祖国である北朝鮮の滅亡を企んだ徐博士のもとに住本が奥田果織を博士の娘として連れてきた時に、わざわざ日本に行くほどに娘に逢いたかった博士が娘も巻き込んでしまう核爆弾の起爆装置を止めようとしなかったことが奇妙でならない。起爆装置を止める暗号コードが娘の誕生日であったのだからなおさらである。
もちろん奥田果織のように、住本が示したDNA結果を信じない可能性はあるものの、住本を全く信用していなかったのであるならば最初から徐博士が日本に来ることはなかったはずで、かつて自分の娘を捨てようとした奥田果織とは対照的な徐博士の娘に対する想いが、核爆弾という大きすぎるテーマを抱えてしまったがために消化不良の感は否めない。
「ローリング・ストーンズ」M・ジャガー、アンジーをストーカーのごとく追いかけ回していた過去を激白(ハリウッドチャンネル) - goo ニュース
ここではアンジェリーナ・ジョリーではなくて、1973年にリリースされた「悲しみのアンジー」
について書いておきたい。「悲しみのアンジー」のアンジーが誰を指しているのかに関しては
諸説入り乱れているのであるが、私が聞いた話ではデヴィッド・ボウイの前妻であるメアリー・
アンジェラ・バーネットである。それだけであるならば普通の話なのであるが、事は意外と
複雑で、ボウイとアンジェラは1970年に結婚し、1980年に離婚しているのであるが、
問題は離婚の原因である。ある日、アンジェラが帰宅するとボウイがベッドルームに誰かを
連れ込んでいて、それだけでもショックだったのに、なんと相手はミック・ジャガーだったことで
さらにショックを受けたらしいのである。それを申し訳なく思ったミック・ジャガーがアンジェラに
お詫びの気持ちを込めて、このような“愛”もあるのだよと「悲しみのアンジー」を歌ったらしい
という話をしていたのは確か小林克也だったような気がする。
The Rolling Stones - Angie [Official Lyric Video]