パラダイス・キス
2011年/日本
2つのファッション映画の微妙な関係について
総合 60点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
ファッションをモチーフにした映画『ランウェイ☆ビート』(大谷健太郎監督)が3月に公開されたばかりなのであるが、『Paradise Kiss』もファッション主体の青春サクセスストーリーである。
この映画しか観ていなくても原作が良いということは分かると思うが、私にはどうしても主人公の早坂紫を演じた北川景子の演技に違和感を覚える。例えば、紫がファッションショーが行われる会場でランウェイを初めて歩く時に、オドオドしながら歩いてしまい、小泉譲二にダメ出しをされるのであるが、紫の性格を勘案するのであるならば、紫はランウェイを自信満々に歩いてダメ出しされるべきであろう。このシーンに限らないが、北川景子にはコメディアンヌとしての才能が無く、彼女の演技にユーモアが微塵も感じられないために、全てのギャグがスベっているように見えてしまうのである。
私が不思議に思うのは『Paradise Kiss』は矢沢あいの漫画作品なのであるから、どうして『NANA』を撮った大谷健太郎を監督に起用しなかったのかということであるが、『NANA2』があまりヒットしなかったためなのか?
「許され女子」ってどんな子? 「なぜか大目に見てもらえる女子」の目撃談(escala cafe) - goo ニュース
“許され女子”という言葉があることを初めて知ったのだが、私が知る限りで最強の
“許され女子”はTBSアナウンサーの田中みな実だと思う。「さんまのSUPERからくりTV」
でしか彼女を見たことがないが、いまどき珍しいいわゆる典型的な“ぶりっ子”で
南海キャンディーズのしずちゃんが怒り心頭に発するのは理解できる。鍛えた拳で
ぶん殴りたい気持ちもよく分かる。寧ろこのような女を殴るために拳を鍛えてきたはずだと
言ってもいいくらいであるのだが、しかし残念ながら殴るだけ無駄なのである。田中みな実
ならば拳で殴られて死んで、地獄に落ちたとしても、ちゃっかり閻魔大王の隣に座って
満面の笑みで酒を注いで、「一気 一気」と手を打って囃し立てているだろう。