テンペスト
2010年/アメリカ
ダイアローグの尊重の弊害
総合 70点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
確かに主人公を、前ミラノ大公プロスペローからプロスペラと女性に変えて、一人娘のミランダに対する母性を焦点にしたことはユニークだと思うし、プロスペラが手なずけた妖精エアリアルの、昔の日本の特撮映画のようなレトロ感溢れる描き方も個人的には悪くないと思うのだが、いつものウィリアム・シェイクスピア劇の映画化のようにダイアローグを尊重する余り、映像に活気が出ないため、船が沈むからといって『パイレーツ・オブ・カリビアン』のような、あるいは妖精が出現するからといって『ハリー・ポッター』のような活劇は期待出来ず、必然的にいつものように衣装デザインを褒めるしかなくなる。ラストでプロスペラとキャリバンが睨み合う理由がよく分からなかった。
ウィリアム・シェイクスピアの劇をエンターテイメントとして見せるならば、例えば、『禁断の惑星(Forbidden Planet)』(フレッド・マクラウド・ウィルコックス監督 1956年)のように、『テンペスト』を大胆に翻案する必要があると思う。
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民主党の政権公約(マニフェスト)の金看板である子ども手当の抜本見直しが所得制限
も含めて全体的には減額の方向へ向かうらしい。他方、省庁横断で被災者支援を進める
ための「被災者生活支援チーム」のチーム長である松本龍防災担当相は17日の記者会見
で、福島第一原発事故による仮払い補償金や義援金などが収入とみなされて生活保護を
打ち切られる問題について「よく事実を知らない」、「(収入かどうかの)切り分けもちょっと。
義援金は私の分野ではないので」と語っている。支給されるべきお金はなかなか国民に
支給されていないのに、「2015年度までに消費税率10%まで引き上げ」という与党の
方針を早々に決めることができるのは、明らかに国会議員の能力として偏っていると思う。