ケンのブログ

日々の雑感や日記

クオリティオブライフ

2019年08月20日 | 日記
新聞のコラムにある舞台芸術の演出家が
前立腺がんの治療法をいかに選択したか
ということを書いた記事が載っていた。
そこに男性ホルモンの分泌を抑える
ホルモン療法の副作用について
考察する文脈でこんな記述があった
「熱意をもって舞台を統率する力は
僕は『男性性』から生じると思っていて、
治療によって変容するのは
演出家として困ると思った」と。
これを読んだとき舞台芸術の
現場はけっこう力作業的な側面が
あるのだなと思った。
個々の楽器のプレーヤーだと
女性で第一線の人はいっぱいるれど
指揮者で第一線の女性って
そんなにいないこととも共通するのかも知れないと思った。
ただ、これはあくまで僕のかってな想像なのだけれど
男性性を意識した責任感が負担になって
病気の間接的な原因となった可能性も
あるかもしれないと思った。
あとこの記事で演出家は治療法を選ぶときに
生活の質 クオリティオブライフを重視した
という主旨の記述があった。

井出国子さんとか金光さんの
言葉を本で読んでいると
結局薬やお金では病気は治らず
信心やまことの心でこれはなおると
この二人は思っておられるようだ。

腹のなかに病気という一本の木が生えたとすると
それを枯らそうとして医者は薬を使うが
枝葉はすぐに枯れても根は残る。
根が残るからまた生える。
神が直してくださるのは、暇がかかる代わりに
病気の根から直してくださる。

という言葉を金光様は残しておられる。
なんか医療の進歩した今日でも
十分通用する言葉であるように思う。

というか医療が進歩して検査によって
様々な病気が見つかる今日だからこそ
いっそう、そのありがたみがわかる言葉であるようにも思える。

ちょっと話が横道にそれてしまったけれど
治療を受ける場合は
もちろんなおるということが大切なのだと
思うけれど、
もし、金光さんや井出国子さんが言うように
病気の根治が困難であるならば
なおらないまでも生活の質をよくする
そういう観点で医療とかかわり、治療に臨むことが大切と思う。

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