ケンのブログ

日々の雑感や日記

尾張地方の運転免許更新

2024年08月09日 | 日記
尾張地方の警察署に運転免許証の更新に行く。

警察署に到着。A4の用紙に大きくプリントアウトしたQRコードを僕は出した。

「確かQRコードで受付するって書いてあったと思います」と僕。
「そこまでコードが大きいと機械が読み取れるかなあ」とお巡りさん「まあ、この四角い枠に遠いところから少しずつQRコードを近づけてきてください」

僕は遠いところから四角い枠をめがけてQRコードをゆっくり近づけて行った。ちょうど大きいQRコードが四角い枠に収まるところまで近づけても機械は反応しない。QRコードもなんだか枠の中でピンボケのように見える。

どう考えてもあの枠の大きさはスマホでスクリーンショットをとったQRコードを読み取ることを想定しているように思える。

やはり、パソコンでやってA4の紙におおきくプリントアウトしたQRコードでは警察の機械でもダメだった。

「大丈夫です。そのQRコードの上に印刷してあるその番号、予約番号ですね。それをこのキーで入力してください」とお巡りさん。

僕は13桁ほどある予約コードを慎重に入力した。

今度は機会が無事反応。受付完了。

「受付完了です。ラーメン食べてきましたか」とお巡りさん。
「ばれましたか」と僕。
「コショウのにおいがしたからね」とお巡りさん。
ああ、本当はニンニクのにおいと言いたかったけれど 気を使ってとっさにコショウと言ってくれたんだなと思った。

そういうのって阿吽(あうん)の呼吸でなんとなくわかる。

そして このお巡りさん きっといいひと と僕は思った。

いくら気を回して万事をつくしてもいい人と思ってもらえないこともあるし、ちょっとニンニクをコショウに言い換えるだけで いい人だなと思えることもある。

大体 世の中そういうものではないだろうか。そんな気がする。

でもそういう一瞬の言い換えができるのは 普段から 嫌な表現は言い換えるような習慣がその人にはあるからだと思う。

普段の習慣にないことはとっさの時には出ない。

そういうものだと思う。

さて、一定の手続きを経て。講習会場へ。

「通路をまっすぐ行って右の待合室が講習会場です」とお巡りさん。

まっすぐ行って右を見ると 関係者以外立ち入り禁止と書いた部屋になっている。

あれ 立ち入り禁止やんと思っていると

「左の通路をまっすぐに行った右です」とお巡りさん。
「確かに通路は左の方に伸びていてそのドンつき近くの右手が待合室となっている」

手続した部屋をまっすぐに戻っていきなり右を見た僕がバカだった。

しかし、僕が間違えたなら間違えたなりに次の指示を的確に、かつ相手を怒らせないように出せるのはさすがにその道のプロだなと思う。

講習の部屋に入ると
「人手不足ですからね。まあこのビデオを見ておいてください。終わったころに来ます」とお巡りさん。

本当に終わるとほぼ同時にお巡りさんはやってきた。

「ちょっと免許証の写真は白っぽくなっています。これは女性用にこうしましたから男の人はごめんなさいね。女性を怒らせると怖いですからねえ。女性には気を使ってます」とお巡りさん。

冗談を言っているのか まじめな話をしているのか 大阪に30年あまり住んでいた僕にはこういう生ぬるい表現がなんとも間の抜けたものに思えてくる。

門真の教習所で免許の更新をしたときは あおられたときは自動車のドアはすべてロック、窓は絶対に開けない、相手にしたらダメ、最寄りのコンビニの駐車場など人目につくところに行って それでも 付きまとってきたら迷わず110番 などとあおり対策をコンコンとビデオではなく直接教えてもらってけれど そういうのもなし。

尾張地方でも あおりというか 車間距離を とても詰めてくる事例は大阪とかわらないくらいあるというか大阪より多いような気がする。

でも不思議なことに 警察沙汰になるまであおり切ってしまう というニュースはなぜか大阪南部 和歌山などの方が多いような気がする。

統計を取ったわけではないからわからないけれど。なんとなく感覚的にそんな気がする。

講習が終わっていよいよ解散。

さっきの通路を歩いている途中で帽子を講習室に忘れたことに気付いた。

通路を引き返すと「帽子忘れてますよ」とお巡りさん。

「僕も今気づいて引き返しました。ありがとうございます。ありがとう」と僕。

でも、講習室を後にするときちゃんと忘れ物をチェックしてくるのもやっぱりその道のプロだなと思う。

民間の講習だと忘れ物をしても 「そうでしたか ちょっと部屋を見てきます」となる場合が多いような気がする。

でも 田舎の警察だなだなとも思うけれど いいお巡りさんで良かったなとも思う。

それはともかく いちにち いちにち 無事に過ごせますように それを第一に願っていきたい。