夕刻、電車に乗る。
周りの若い人たち。半数以上はスマホを見ている。そして、そのまた半数以上の子は、アニメなどの動画を見ている。
耳にイヤホンをして音声を聞きながら動画を見ている。
ある子が、急に動画を見るのをやめて、スマホの上でさかんに指を動かしている。
状況から見て、動画を見ている途中でラインが入って、ラインの相手とチャットのようなことをしていると思われる。
大丈夫だろうかと思ってしまう。
大阪にいるころは 夕方のラッシュ時になると割と当たり前の光景だったけれど、東海地方に来て 自動車での行動が増えて、たまに電車に乗る。
その、車内でみんなが一心にスマホの画面を見ている姿はちょっと異様に思えてくる。
東海地方ではたまにしか電車に乗らないから、余計にそれを思ってしまう。
健康にもよくなさそうだし。
眼や耳が悪くなり、神経もおかしくなる人も出てきそうな気がする。
あまり、考えたくないことではあるけれど。
動画を見ている最中に、友達などからのラインに対応しなければならないって、うれしいと思う人、半分、ストレスに感じる人が半分と思うし、、、。
本当に科学技術の発達も来るところまで来てしまったように感じる。
学校で教科書としてタブレットを使うようになると、タブレットで動画を見て、勉強しなくなる子が増える と危惧する人の意見が新聞に書いてあったと記憶しているけれど、本当に僕もそんな気持ちになってくる。
先日、ネットでものを買ったら、まだ何もトラブルもおきていないうちに
「この度は ご注文いただいたのに配送が遅くなりまして誠に恐れ入ります」というメールが届いた。
普通、日本の習慣だと、注文を受けて最初に出すメールや便りは「この度は、ご注文ありがとうございます」であるはずだと僕は思っている。
いきなり まことに恐れ入りますというメールを送るなんて どういう感覚なのだろうと思ってしまった。
結局、その業者から来るメールはとんちんかんなことの連続で、僕はその商品をキャンセルして 代金を返してもらった。
代金を返してもらった翌日に、「この度は 当社の製品をお選びいただきまして ありがとうございます」とお礼のメールが来た。
ええ? ここは 「ありがとう」 というお礼のメールではなくて、「この度は申し訳ありませんでした」 というお詫びのメールを送る場面なのに、、、。
ありがとう と 申し訳ありません があべこべになってしまっている。
それで、その業者から来たメールを時系列順にならべて、振り返ってみると、どうやらその業者のメールの担当者は メールの中身など全く読んでいなくて、受注のタイミングではAをクリックして既存のメールを送る、発送のタイミングではBのボタンをクリックする というたぐいのことだけ覚えていて、何も考えずに機械的に、ここはAをクリック ここはCをクリック という具合にやっているから、とんちんかんなことになってしまうということに気づいた。
商品がうまく届いた時には誰もそんなメールまともに読まないから結果オーライで大丈夫だけれど、ひとたび、商品に不具合があると 当然 どういうメールが来たかをチェックするから、内容を吟味していないメールを送る会社は悪徳業者と勘違いされてしまう可能性も高くなってしまう。
なぜなら、詐欺メールを見破るコツは 内容のつじつまの合わない不特定多数におくっているようなメールを見分けることというガイドラインはかなりいきわたっているからだ。
本当に機械にたよってクリック クリック タップ タップ だけで切り抜けていると、結果オーライでいけるうちはいいけれど、ひとたび、狂いが生じると、挽回不可能な状況になってしまうなとしみじみと思う。
そして、今の世の中 そういう結果オーライの状況に追い込まれている人の割合って思いのほか多い。
僕も、ここに書くべきか少し悩むけれど、同意する の内容をろくに読まないで「同意する」をクリックすることなど頻繁にある。
本当に、うまくいっているうちはいいけれど、ひとたび狂いが生じると怖い時代だなとしみじみと思う。
■長い間
Kiroroの「長い間」をカラオケDAMの音源で歌い、ICレコーダーで簡易に録音したものをアップします。
聴いていただければ幸いです。
「気づいたの あなたが こんなに 胸の中にいること」と歌詞にあります。
このフレーズが何度も歌われていて、とても心に留まりました。
人のことを好きになるということは確かに 気づくとその人のことを考えている、そういうことだと、思いました。
Kiroroは沖縄出身のデュオですね。
沖縄の人の歌って、何とも言えない、ストレートな愛情がこもっているものが多いと思います。
↓kiroroの「長い間」をカラオケDAMの音源で歌いICレコーダーで簡易に録音しました。