ナス科、Solanaceae、チョウセンアサガオ属、の1年草、世界の温帯から熱帯に分布、
学名:Datura stramonium、
和名:シロバナヨウシュチョウセンアサガオ(白花洋種朝鮮朝顔)、
英名:Jimson Weed、Devil’s Trumpet(悪魔のトランペット)、Davil's Snare、Datura、Hell's Bells、Devil's Weed、Jamestown Weed、Stinkweed、Locoweed、Pricklyberr,、Devil's cucumber、
葡名:Figueira-do-diabo(悪魔のイチジク)Trombeta、Trombeteira、Estramónio、Figueira-do-demo、Figueira-do-inferno、Figueira brava、Zabumba、
2014年7月7日、7月31日、2016年9月21日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2016年9月25日、ベイラ地方で撮影、
ダチュラ・ストラモニウム Datura stramonium の花。午前中は少し開いている花も午後には殆ど閉じてしまう。沿道脇や造成地の盛り土などに生育しているのをよく見かける。畑の休耕地に群生。
荒地にぽつりぽつりと大株で。
小さな株にも花と果実が。
閉じた花はカザグルマのよう。ダチュラ・ストラモニウム Datura stramonium でした。
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(GKZ植物事典より)和名に見られる「洋種」も「朝鮮」も、原産地を意味している訳ではなく、単に渡来植物であることを表しているだけである。また、「朝顔」は、花形が似ていることからの命名。属名は、アラビア名の tatorah またはヒンドゥー名 dhatura から転じたもの。種小名・品種名はギリシャ語の stychnos(=ナス属の植物)と maniakos(=狂牛病)の合成語からで、本種に毒性があることを示している。
シロバナヨウシュチョウセンアサガオは、ナス科の一年草である。本種は、ヨウシュチョウセンアサガオからの白花品種である。草丈は30~150㎝に。茎は直立し、途中で分枝をする。葉は長さ8~15㎝程度の楕円状であるが、縁部が不規則に浅い切れ込み、基部には長い葉柄が着く。葉質は軟らかく、葉の両面共に無毛である。8~10月頃、葉腋から径7~10㎝程度で筒状の白色花をつける。花冠は5裂し、裂辺の先端部は尖りを見せる。果実は長さ広卵形の蒴果で上向きにつき、表面には刺状突起が密生する。種子は径3㎜程度で黒色である。チョウセンアサガオの場合には、種子が白色となる。花姿もチョウセンアサガオによく似ているが、葉姿に大きな違いがある。本種の場合、葉の縁部に切れ込みが入るが、チョウセンアサガオの場合、ほぼ全縁となる。更に大きな違いとして、草丈が1m以上となる大形種である等の相違点がある。本種は、南米・オセアニア・ヨーロッパ・アジア・アフリカで帰化状態にある。我が国へは、明治12年(1879)に渡来しており、現在は帰化状態にある。我が国の「外来生物法」では要注意外来生物として 指定されている。有毒植物である。(全草にアルカロイドを含む。) (GKZ植物事典より)
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