ケシ科、Papaveraceae、カラクサケマン(フマリア)属、南部ヨーロッパ地中海沿岸地域原産、半つる性の越年草、
学名:Fumaria parviflora、
英名:Fineleaf Fumitory、Fine-leaved Fumitory、Indian Fumitory、Smallflower Fumitory、
葡名:Fumária-das-flores-pequenes、Fumária-de-flores-pequenas、Fumária-menor、
2016年6月5日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年5月15日、アレンテージョ地方で撮影、
フマリア・パルヴィフローラ Fumaria parviflora の花。表示名は学名の音読み。
フマリア・パルヴィフローラ Fumaria parviflora でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、本種のギリシャ古名Fumos terrae(地球の煙り)を語源としている。ディオコリデスが『本草書』の中で本種の乳液は涙を引き起こす(Fumos)と表記したことによるという。種小名は「小形の花の」の意。
フマリア・パルヴィフローラは20~60cm程度となる。本種は、地中海沿岸地方の内陸部で、岩礫質な土壌地帯に自生する野草で、垂直分布域は標高0~1800mまでという。茎は上部で良く分枝をする。葉は長さ2~6cm、幅1,5~4mm程度で糸状の葉が3個茎につく。4~10月頃、茎上部に総状花序を出し、長さ1~2mm程度で淡桃色の筒状花で花冠部は紫色の花を20個程度つける。花後には径2mm程度の痩果をつける。本種は、地中海沿岸地方原産種であるが、広くユーラシア大陸ほぼ全域並びにアフリカ大陸、そして北米大陸等と広い範囲で帰化状態にある。(GKZ植物事典より)
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