The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

キドニア・オブロンガ Cydonia oblonga

2022-05-12 10:11:30 | ポルトガルの野の花

バラ科、Rosaceae、マルメロ属、中央アジア原産、落葉高木、

学名:Cydonia oblonga、

和名:マルメロ、セイヨウカリン(西洋花梨)、

英名:Quince、葡名:Marmalo、Marmeleiro、

2014年3月23日、24日、2018年5月3日(花)、2016年8月27日、10月27日(果実)、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

キドニア・オブロンガ Cydonia oblonga の花。マルメロ属はマルメロのみの1属1種である。中央アジア原産。

 

葉は互生、長さは7-12cm、幅6-9cmで白い細かな毛で覆われている。花は春、葉が出た後に咲き、大きさは5cm、色は白またはピンクで5枚の花弁がある。果実は芳香があるが強い酸味があり、硬い繊維質と石細胞のため生食はできないが、カリンと同じ要領で果実酒(カリン酒に似た、香りの良い果実酒になる)や蜂蜜漬け、ジャムなどが作れる。成熟果の表面には軟毛が少し残っている場合があるので、よく落としてから切って調理する。

 

ポルトガル語本来ではマルメロは果実の名で、樹はマルメレイロ (marmeleiro) という。英語名はクインス (quince)

別名「セイヨウカリン」。栽培が盛んな長野県諏訪市など一部の地域では「カリン」と呼ばれる。また、「木瓜」の字を当てられることもある。しかし、セイヨウカリン、カリン、ボケ(木瓜)はいずれも別属である。なお、マルメロはヨーロッパ原産でもない。ただしカリン属 (Pseudocydonia) とは、カナメモチ属 (Photinia) と共に非常に近縁である。そのほか、セイヨウカリン属 (Mespilius)、ボケ属 (Chaenomeles)、リンゴ属 (Malus)、ナシ属 (Pyrus) などとも、詳細な系統関係は不明ではあるがバラ科の中では比較的近く、同じナシ亜連に含まれる。

 

果実は偽果で、熟した果実は明るい黄橙色で洋梨形をしており、長さ7-12cm、幅6-9cmである。果実は緑色で灰色~白色の軟毛(大部分は熟す前に取れる)でおおわれている。

 

マーマレードは、マルメロの砂糖漬けが語源であるという(ただし他に諸説あり)。(Wikipediaより) キドニア・オブロンガ Cydonia oblonga でした。

©2022  MUZVIT

 

 

ポルトガルの野の花 ブログもくじへ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エロディウム・マラコイデス... | トップ | カキレ・マリティマ Cakile ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ポルトガルの野の花」カテゴリの最新記事