タデ科、Polygonaceae、タデ属、ヒマラヤ原産の多年草、
学名:Persicaria capitata、
和名:ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)、別名:カンイタドリ、ポリゴナム、
英名:Pink Knotweed、Japanese Knotweed、Pink Bubble Persicaria、、
西名:Polygonum capitatum、葡名:Poligono-de-jardim、
2013年11月13日、ポルトガル、バイラーダ地方で、2015年11月24日、2016年1月20日、コスタ・アズール地方で撮影、
日本にはロックガーデン用として明治時代に導入された多年草。 花はピンク色で、小さい花が球状に集まった金平糖のような形をしている。
花期は5月頃から秋にかけてであるが、真夏には花が途絶える。
ポルトガルでは真冬の1月に開花を確認、撮影をしている。冬季には降霜すると地上部が枯死するが、地面が凍結しない限り翌年には新芽が成長する。花は小花が球形にまとまっており、内部には種子が成熟する。
葉にはV字形の斑紋があり、秋には紅葉する。茎は匍匐(ほふく)性。1株でおよそ直径50cmほどに広がる。性質が丈夫であるためグラウンドカバーとしても用いられる。
種子や株分け、挿し木などで容易に繁殖が可能なほとんど手のかからない植物であるため、空き地や道端などで雑草化もしている。近縁に白い花のツルソバ(蔓蕎麦)がある。花も葉もソバ(蕎麦)に似ていることからの命名。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より) 和名は、蔓性で、矮性種のソバのような花を見せる植物の意。別名のポリゴナムは、旧属名がそのまま園芸界で残り流通していることから。属名は、ラテン語の persica(=モモ)を語源とし、「モモの葉に似ている」の意。種小名は「頭状花序の」の意。
ヒメツルソバは、タデ科の多年草である。近寄ってよく見ると、形状と言い、花色と言い、ソバの花を連想させる。草丈は5~10㎝程度であるが、ランナーがとてもよく発達し、50㎝以上も伸びる。したがって、グランドカバーやロックガーデンには最適である。葉は卵形で互生する。葉にはV字型の暗紫色の模様が見られる。晩秋には、葉は紅葉する。茎には赤褐色の粗毛が見られる。花期は長く、5月頃から11月中旬頃まで楽しめる。茎頂に径1㎝前後の花を1~3個程度見せる。花色は淡紫桃色。日本ヘは、明治中頃に渡来している。 (GKZ植物事典より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます