ナデシコ科、Caryophyllaceae、コモチナデシコ属、ヨーロッパ原産、2年草、
学名:Petrorhagia nanteuilii、
和名:ミチバタナデシコ(道端撫子)、
英名:Childing Pink、Productive Carnation、Proliferous Pink、Wild Carnation、葡名:Petroragia-do-nateil、
2010年4月29日、2015年7月5日、2016年5月31日、2018年5月6日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、
ペトロラギア・ナンテウイリイ Petrorhagia nanteuilii の花。茎は下部で分岐し、草丈は30cmほどになる。茎は無毛型と有毛型がある。
葉は線形で対生し、基部が合着して鞘状になる。
茎の頂に球状の花序をつけ、直径1cmほどの淡紅色の5弁花を苞片の間から出す。花は普通1個か2個程度しか見ることができない。花期は晩春。
種子は盾形で細かいこぶ状隆起がある。道端や草地に自生。日本各地にも帰化状態にある。ペトロラギア・ナンテウイリイ Petrorhagia nanteuilii でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の petrosus(=岩の)とrahagia(=割れ目)の合成語からで、岩の割れ目等のような場所に発生するの意。種小名はフランスの植物学者ロジャー・ナントー(Roger de Nanteuil)への献名。
ミチバタナデシコはナデシコ科の2年草である。茎下部で分枝をし、茎上部では分枝をしない。草丈は30㎝程度となる。葉は、長さ5㎝程度の線形で、全縁、鋭頭で、基部は合着して鞘状となり茎に対生する。4~6月頃、茎頂に径1㎝程度で淡紅色の5弁花を付ける。花弁の先端部は2浅裂する。花後の果実は円筒形で、熟すと種子を放出する。種子は盾形表面に細かい瘤状突起がある。本種は、原産地の項に記した地が原産地であるが、今日、アメリカやオーストラ等で帰化状態にある。我が国でも、帰化状態にある。 (GKZ植物事典より)
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