キキョウ科、Campanulaceae、ヒナギキョウ(ワーレンベルジア)属、イギリス・スコットランド・アイルランド・フランス・ベルギー・オランダ・ルクセンブルグ・ドイツ・スペイン・ポルトガルなどに生育、
学名:Wahlenbergia hederacea、
英名:Ivy-leaved Bellflower、葡名:Ruinas、
2016年7月17日、9月25日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ワーレンベルジア・ヘデラケア Wahlenbergia hederacea の花。花の直径は2mmほど。
水の滴る岩壁にひっそりと繁茂している。標高1000m付近で確認。
花はキキョウ型で筒型の5弁で、淡いブルー。葉は種小名が示すとおり、ヘデラ(蔦)の形。
カンパニュラ・エリニュスに比べ、花はさらに小さく、額、茎、葉、に毛はない。
花は極小で、半日陰の場所の撮影だったため、ほとんどの写真が手振れをしてしまった。
ワーレンベルジア・ヘデラケア Wahlenbergia hederacea でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、19世紀スウェーデンの植物学教授だった Georg Goran Wahlenberg への献名。種小名は「蔓葉状の」の意。
ワーレンベルギア・ヘッデラケアはキキョウ科の多年草である。本種は、ヨーロッパ東部の山野に自生の見られる野草である。草丈は最大でも 30㎝程度である。全草無毛で、茎は細く軟弱である。葉は、長さ 5~15㎜、幅 5~12㎜程度の腎臓形で、縁部は 5から7浅裂し、基部では長い葉柄を持ち、茎に互生する。7~9月頃、葉腋から 10㎝程度の花柄を伸ばし、径 2~3㎜程度で青色の筒状鐘形の花を付ける。花冠は5裂する。花後には径 3㎜程度でほぼ球状の蒴果をつける。(GKZ植物事典より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます