ヒルガオ科、Convolvulaceae、セイヨウヒルガオ(コンボルブルス)属、 ヨーロッパ原産のつる性多年草、
学名:Convolvulus arvensis、
和名:セイヨウヒルガオ(西洋昼顔)、
英名:Field Bindweed、Wild Morning Glory、Creeping Jenny、European Bindweed、
葡名:Corriola、Corriola-mansa、Verdisel、Corriora-campestre、Corriora-mansa、Erva garriola、Estende-braços、Engatateira、Garriola、Trepa-trepa、Verdeselha、Verdisela、Valdiselah、
2008年8月、2015年5月7日、2017年6月13日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年7月13日、7月31日、8月21日、コスタ・アズール地方で、2015年6月13日、ベイラ地方で撮影、
コンボルブルス・アルベンシス Convolvulus arvensis の花。花はトランペット状で、直径は2~3cmほど。
花は白から淡いピンクまで、放射状の帯があるのもある。種小名の arvensis は基本種の意。南北アメリカ、オセアニア、アジア、アフリカに移入分布。
葉はらせん状につき、糸状もしくは矢じり形で、他の草に絡まって上に茎を延ばす。サンシキヒルガオは早春にだけ咲くが、このセイヨウヒルガオは晩秋まで咲きつづける。
ピンク色の小さな花spergularia rubraと一緒に咲いている。
ピンクの濃色系もある。コンボルブルス・アルベンシス Convolvulus arvensis でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は西洋から渡来したヒルガオの意から。属名はラテン語の convolvere (=巻き付く)を語源としている。種小名は「牧場の、耕作地の」の意。
セイヨウヒルガオは、ヒルガオ科の蔓性多年草である。茎は蔓状で、他物に巻き付き、蔓長は50~150㎝程度となる。葉は長さ2~5㎝程度の鉾形であるが、個体差が大きく、変異に富む。葉には長さ1~3㎝程度の葉柄が伴う。葉は、6~9月頃、葉腋から花柄を伸ばし花枝を伸ばし径3㎝程度で淡桃色~白色の花を1~3個つける。萼片は5個で、花冠は漏斗形となる。本種は地中海沿岸地方原産種であるが、今日、南北アメリカ大陸・オセアニア・アジア・ヨーロッパ・アフリカにと広く寒帯~熱帯にまで帰化状態にある。我が国では1900年頃観賞用に導入され、1940年代に輸入農作物の鉄道輸送により分布が拡大し、今日、ほぼ全土で帰化状態にある。我が国では、外来生物法により「要注意外来生物」に指定されている。 (GKZ植物事典より)
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