クレピス・カピラリスCrepis capillaris
キク科、Asteraceae、フタマタタンポポ属、コーカサス~ヨーロッパに広く分布する多年草、
学名:Crepis capillaris、
和名:セイヨウニガナ(西洋苦菜)、英名:Smooth Hawksbeard、
葡名:Almeirão-branco、Almeirôa、Barba-de-falcão
2016 年 7 月 17 日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影
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(GKZ植物事典より)和名は外来種のニガナの意から。属名はギリシャ古名 crpis(=長靴orサンダル)を語源としていると言うが、種子の形状を示しているという。種小名は「毛のように細い、髭のような」の意。
セイヨウニガナはキク科の1年草である。本種は、原産地の項に記した地で、比較的日当たりの良い牧草地等に自生が見られる野草である。根は直根性で、草丈は10~80㎝程度となる。葉は根生葉を持ち、長さ5~25㎝程度の披針形で、縁部は羽状に裂し、基部には葉柄が伴う。茎葉は鏃形~鉾形で、中~深裂する。3~9月頃、花茎を立ち上げ、径10~15㎜程度の頭状花を付ける。総苞は円筒形で、長さは5~8㎝程度。舌状花は黄金色。花後には長さ2~3㎝程度で黒褐色、防水形の痩果を付ける。冠毛は白色で毛細管のように細い。 本種は、今日、南北両大陸やオセアニア等では帰化状態にある。我が国でも各地で帰化状態にある。(GKZ植物事典より)
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