シソ科、Lamiaceae、ハナハッカ属、地中海沿岸地域原産、多年草、
学名:Origanum vulgare、
和名:ハナハッカ(花薄荷)、
英名:Oregano、Wild Majoram、葡名:Orégano、Orégão、
2014年6月12日、2016年6月5日、9日、2020年5月28日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2019年6月17日、バイラーダ地方で撮影、
オリガヌム・ヴルガレ Origanum vulgare の花。属名の Origanum はギリシャ語で「山の喜び」を意味する。大半は地中海気候で育ち、米国北東部に自生する。
高さは60cmから90cm。茎は柔らかく枝分かれしていてかつ毛深い。葉は概ね卵形で、表面が滑らかなものと毛が生えたものに分かれる。夏から秋にかけて、白、赤紫色の花を咲かせる。
花色は多くの品種ではピンクだが、一部の品種では白色。生育には、やや乾燥気味の気候が適する。園芸植物としても好まれる。ハナハッカ属の中では最も認知度の高い種で、カルバクロールという化合物を含有した精油が成分の一つにあり、樟脳に似た特有の香りを発する。植物そのものよりも発する香りをオレガノと呼称することが多い。オレガノを材料とした茶は消化の促進を助けると考えられ、薬屋の棚に多く陳列していた。料理には、O. vulgare の葉は、ほろ苦い清涼感があるため、生もしくは乾燥させて香辛料として使われる。生葉よりも乾燥させたほうが香りが立ち、トマトやチーズと相性が良い。主にイタリア料理、メキシコ料理などで使われる。俗にピザのスパイスと呼ばれるものはオレガノが主成分であることが多い。
花はポプリの材料として利用される。スウェーデン山地の農民が、酸味を防ぎ、アルコール度を高める為に、エール(ビールの一種)にオレガノを付加したという記述が、ジョン・ライトフットの手記に記されている。薬用として駆風薬、頭痛薬として利用される他、消化促進、呼吸器系、歯痛や毒グモに噛まれた時の解毒薬、治療薬として用いられた。しかし、現在は薬用として用いられる事はほとんど無い。(Wikipediaより)
オリガヌム・ヴルガレ Origanum vulgare でした。
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(GKZ植物事典より)和名は開花時に芳香を放つことからか。属名は、ギリシャ語の oros(=山)と gnos(=喜び、素敵なもの)の合成語から。種小名は「普通の」の意。
オレガノは和名をハナハッカとしても知られるシソ科の宿根草である。草丈は60~80㎝程度。茎は直立し有毛。葉は広卵形で全縁。5~7月頃に円錐状の花穂を見せる。花色は、白またはピンクで、開花期には芳香がより一層強くなる。西洋社会では重要なハーブの一種であり、特に、イタリア料理のピッツアやパスタには欠かせない存在である。用法は乾燥葉を用いる。また、生葉はサラダや薬味としても用いる。さらに、入浴剤としても用いられる。日本への渡来時期不詳。(GKZ植物事典より)
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