アカバナ科、Onagraceae、アカバナ属、
学名:Epilobium tetragonum、
英名:Square Stalked Willow Herb、
葡名:Erba-bonita、
2018年9月25日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
エピロビウム・テトラゴヌム Epilobium tetragonum の花。種小名の tetragonum は4弁からなるの意。
アカバナ属は一年草または多年草でまれに低木状になる。
葉は単葉で、互生または対生する。
果実は細長い4稜形の蒴果になり、4室あり、先端から裂開する。1室に多数の種子がある。
エピロビウム・テトラゴヌム Epilobium tetragonum でした。
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(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の ion(=スミレ)と epi(=上)lobon(=鞘)の3語の合成語であり、この属の植物は紅紫色の花が茎頂につく様子から。種小名は「四角形の」の意。方形の茎を持つことを示している。
エピロビウム・テトラゴヌムは、アカバナ科の多年草である。本種は、ヨーロッパのほぼ全域に分布する野草である。概して泥炭地や珪質土壌地帯で水気の多い地に自生する。草丈は100㎝程度となる。茎は赤味を帯びている。葉は長さ2~8㎝、幅0,5~2㎝程度の狭楕円形で、縁部には粗い鋸歯を持ち、先端部は鋭頭となり、基部では葉柄を持たず茎に対生する。6~8月頃、径4㎜程度で紫色の4弁花をつける。花弁の先端部は2浅裂する。花後には長い蒴果をつけ、熟すと弾けて種子を飛ばす。(GKZ植物事典より)