The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

セネキオ・アングラトゥス Senecio angulatus

2016-01-17 08:35:44 | ポルトガル花のある風景

赤い花はノウゼンカズラ。このところの陽気で秋に続いてまたもや咲き誇っている。それを席巻するが如くセネキオ・アングラトゥス Senecio angulatus も負けじと黄色い花を付け垣根でせめぎ合いが行われているかの如くである。

セネキオ・アングラトゥス Senecio angulatus

キク科、Asteraceae、キオン(セネキオ)属、南アフリカ原産、多年草、

学名:Senecio angulatus、

英名:Creeping Groundsel、Cape Ivy、葡名:Senecio-angulatus、

2015年12月5日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、


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バルリア・ロベルティアナ Barlia robertiana

2016-01-16 08:44:07 | ポルトガル花のある風景

長雨がやっと上がり、久々の晴れ間。近くの野原に出かけたところ、巨大なラン、バルリアがあちこちに咲いていた。春をいちばん最初に教えてくれるランだ。丘の上に咲いているのを見つけた。谷を隔てた向うの丘には風車が数台立っている。昔は粉を挽いていたのだろうが、今はもう使われていない。

 

バルリア・ロベルティアナ  Barlia robertiana

ラン科、バルリア属、地中海沿岸地域原産

学名:Barlia robertiana、異名:Himantoglossum robertianum 、Orchis robertiana

和名:オルキス・ロバーティアナ、英名:Giant Orchid、西名:Orquidea Gigante、

2016年1月15日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、


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コンボルブルス・トリカラー Convolvulus tricolor

2016-01-15 09:04:02 | ポルトガル花のある風景

この花を始めて見たのはアレンテージョのローマの遺跡の脇道だった。赤土の泥にまみれて痛々しかったが、小さな花は3色で、しかもどの花にもグリーンの玉虫のようなきれいな虫が蜜を吸っていた。どちらもとても印象に残る出会いだった。

 

コンボルブルス・トリカラー Convolvulus tricolor

ヒルガオ科、コンボルブルス(セイヨウヒルガオ)属、地中海沿岸地域原産の1年草、

学名:Convolvulus tricolor、

和名:サンシキアサガオ(三色朝顔)、サンシキヒルガオ(三色昼顔)、

英名:Dwarf Convolvulus、Tricolor Convolvulus、Blue Spanish Bindweed、Dwarf Morning-glory、葡名:Azuraque、

2015年5月5日、コスタ・アズール地方で撮影、


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アンクーサ・ウンドゥラタ Anchusa undulata

2016-01-14 09:15:03 | ポルトガル花のある風景

牧場の柵の外に咲いていた。といっても、花自体は小さくて地味なので、アップで撮って初めてその美しさが分る。

茶色の牛が数頭、こちらを見ていたのでカメラを向けると、いっせいにおしりを向けた。

 

アンクーサ・ウンドゥラタ Anchusa undulata

ムラサキ科、ウシノシタグサ(アンクーサ)属、ヨーロッパ地中海沿岸地域原産の多年草

学名:Anchusa undulata、

2011年3月、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

 

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コリジオラ・リトラリス Corrigiola litoralis

2016-01-13 09:16:56 | ポルトガル花のある風景

近くにモイーニョ・デ・マレ(海の水車)という博物館がある。モイーニョは風車の意味があるが、ここのは風を利用したのではなく、海の潮の満ち引きを利用して粉引きをしていた。昔からここにあって、それが博物館になっている。川の流れを利用した水車はあるが、海の干満を利用して粉引きをするのは珍しい。この回りは塩田がいくつもあり、畦道を歩くとコリジオラが咲いているのを見つけた。

 

コリジオラ・リトラリス Corrigiola litoralis

ナデシコ科、Caryophyllaceae、コリジオラ属、

学名:Corrigiola litoralis、

英名:Strapwort、

2016年1月2日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、


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オルキス・オリビエンシス Orchis olbiensis

2016-01-12 09:31:41 | ポルトガル花のある風景

まるでロックガーデンのようだが、ここは山の尾根を走る道路の片側。もう一方は大西洋。クルマで走っていたら、ピンク色がさっと目をかすめた。あわてて停車しようとしたが、路肩のほとんどない道。少し走ったところにどうにか停車して、歩いて戻った。私にとっては新しいランとの出会いだ。小さな黄色い水仙ナルキスス・ブルボコディムとの競演で見事な風景だ。

 

オルキス・オリビエンシス Orchis olbiensis

ラン科、オルキス属、地中海西部沿岸地域に分布、

学名:Orchis mascula subsp. olbiensis (Reut. ex Gren.) Asch. & Graebn.

和名:オルキス・マスクラ・オリビエンシス、サザン・アーリー・パープル・オーキッド、

英名:Southern Early Purple Orchid、

2014年3月28日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、


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ロスマリヌス・オフィキナリス Rosmarinus officinalis

2016-01-11 09:25:30 | ポルトガル花のある風景

大西洋に落ち込む断崖のぎりぎりにまで咲いている。まるで必死にごろ土にしがみついているようだ。対面の崖には恐竜の足跡が岩肌にてんてんと残っている。大昔に泥土の上を歩き回った恐竜の足跡が岩となって残っている。あと何百年か、あるいは何千年か経つと、大西洋に崩れ落ちてしまうのだろうか。

 

ロスマリヌス・オフィキナリス Rosmarinus officinalis

シソ科、ロスマリヌス属、地中海沿岸地域原産の常緑低木、

学名:Rosmarinus officinalis、

和名:マンネンロウ(迷迭香)、

英名:Rosemary(ローズマリー)、葡名:Alecrim(アレクリン)、

2015年12月12日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、


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シレネ・ニカエンシス Silene nicaeensis

2016-01-10 10:51:09 | ポルトガル花のある風景

スペインとの国境近くには巨石時代の墳墓アンタがあちこちに残っている。この場所にもひとつあって、巨石の屋根と壁など組まれている。その他にもいくつもあったと思われるのだが、その多くはオリーヴ林やコルク樫の森となって、アンタの材料だった巨石が小山となって残っているだけだ。その脇に野の花が咲き乱れ、シレネ・ニカエンシスの花もある。この花は午前中だけ開いて、午後はくるくると花びらを巻いてしまうから、開花状態をなかなか見られない。

 

シレネ・ニカエンシス Silene nicaeensis

ナデシコ科、マンテマ(シレネ)属、地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Silene nicaeensis、

英名:Pink Pirouette、葡名:Silene-rosada、

2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、


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マトリカリア・レクティータ Matricaria recutita

2016-01-09 08:39:32 | ポルトガル花のある風景

ポルトガルの南部メルトラ。久しぶりに行ったら、城の上り口にローマ時代の遺跡が発掘保存されていた。今回泊まったホテルも駐車場だった所に新館が建ち、その地下にはローマ時代の遺跡が保存されて、一階の受付から下を見られるようになっている。しかし現代の町はかって800年間支配者だったモーロ人(アラブ)の文化が色濃く残り、旧市街の町並みはアラブの要素があちこちに残っている。

 

マトリカリア・レクティータ Matricaria recutita

キク科、シカギク(メトリカリア)属、耐寒性1年草 、薬用植物、

ヨーロッパから西アジアにかけて分布、

学名:Matricaria recutita、

和名:カモミール、カミツレ(加密列)、

英名:German Chamomile、葡名:Camomila-vulgar、

2015年12月22日、ポルトガル、アルガルヴェ地方で撮影、


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グラジオラス・イリリクス Gladiolus illyricus

2016-01-08 09:08:50 | ポルトガル花のある風景

パルメラの城が見える道端に咲いていた。オリーヴの林の中でピンク色が鮮やかだ。

 

グラジオラス・イリリクス Gladiolus illyricus

アヤメ科、グラジオラス属、地中海沿岸地方原産の球根植物、

学名:Gladiolus illyricus、

和名:ワイルド・グラジオラス、

英名:Wild Gladiolus、葡名: Espadana-dos-montes 、

2015年5月7日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、


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カスマンテ・フロリブンダ Chasmanthe floribunda

2016-01-06 09:06:48 | ポルトガル花のある風景

 

撮影した時はまだ12月だというのに、暖冬のせいか、花たちはもう春を感じていつもよりずっと早く開花していた。

 

カスマンテ・フロリブンダ  Chasmanthe floribunda

アヤメ科、カスマンテ属、南アフリカ、ケープ地方南部原産の球根植物、

学名:Chasmanthe floribunda、

和名:フロリバンダ、

英名:African Cornflag、Greater Cobra Lily、葡名:Chasmanthe、

2015年12月25日、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、


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ヴィオラ・ペルシシフォリア Viola persicifolia

2016-01-02 08:55:05 | ポルトガル花のある風景

この道路は断崖絶壁の上を走っている。この撮影場所の左は少し行くと大西洋の荒波が打ち付ける、サーファー達のたまり場だ。しかし道路の右側は荒地が広がり、ある日、花を観察していてふと振り向くと、中型犬ほどの巨大なウサギが私を見ていた。びっくりして声を上げると、うさぎも驚いて脱兎のごとく走り去った。

 

ヴィオラ・ペルシシフォリア Viola persicifolia

スミレ科、ヴィオラ(ビオラ)属、北部、中央ヨーロッパ及び北アジアに分布、

学名:Viola persicifolia、

和名:モモバスミレ(桃葉菫)、英名:Fen Violet、仏名:Violette a feuilles de pecher、

2015年12月24日、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、


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ヴィオラ・ペルシシフォリア Viola persicifolia

2015-12-31 08:58:58 | ポルトガル花のある風景

クリスマスイヴ、南のアルガルベはもう春がどんどん動いている。桜に似たアーモンドの花はまだちらほらとしか咲いていなかったが、足元をみると淡いピンクのヴィオラ・ペルシシフォリアがみごとに咲いている。その向うで、ローラースケートを履いた女性があっという間に走りすぎていった。

 

ヴィオラ・ペルシシフォリア Viola persicifolia

スミレ科、ヴィオラ(ビオラ)属、北部、中央ヨーロッパ及び北アジアに分布

学名:Viola persicifolia、

和名:モモバスミレ(桃葉菫)、英名:Fen Violet、仏名:Violette a feuilles de pecher、

2015年12月24日、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、


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アンクーサ・ウンドゥラタ Anchusa undulata

2015-12-27 09:27:24 | ポルトガル花のある風景

古城の丘にひっそりと咲くアンクーサ・ウンドゥラタ。城の下には町があり、手作りの絨毯で有名。初めてここに上ってきたとき、城壁の日陰に、三人の主婦が腰掛けて声高にしゃべっていた。そして口の動きと同じ様に手を忙しく動かしていた。ひざの上にはずっしりとしたドンゴロスがあり、そこに刺繍をしていたのだった。この町の名産、アライオロスの絨毯はこうして作られていた。

 

アンクーサ・ウンドゥラタ Anchusa undulata

ムラサキ科、ウシノシタグサ(アンクーサ)属、ヨーロッパ地中海沿岸地域原産の多年草、

学名:Anchusa undulata、

2011年3月、ポルトガル、アレンテージョ地方で撮影、

 

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ロブラリア・マリティマ Lobularia maritima

2015-12-26 09:39:04 | ポルトガル花のある風景

スイート・アリッサムというぐらいだから、ほんのりと甘い香が漂う。海岸近くによく見かける、可愛らしい花だ。

初めて野原に咲いている姿を見たときは、園芸種が逃げ出したのだろうと思ったほどだ。花期も長い。いつ行っても姿を見かける。見た目よりずっと丈夫な花なのだ。

 

ロブラリア・マリティマ Lobularia maritima

アブラナ科、ロブラリア属、ヨーロッパ地中海沿岸原産・半耐寒性一年草、

学名:Lobularia maritima、

和名:ニワナズナ(庭薺)、スイート・アリッサム、

英名:Sweet Alyssum、葡名:Lobularia、

2015年12月12日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

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