山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

同じ国道なのに

2019-08-15 20:58:53 | できごと・事件

 台風が迫ってくる。わが家は朝から断続的な雨が屋根を叩く。そんな大雨のなかを都会に向かう。しかし、都会に近づくとなんと道路が乾いているではないか。同じ静岡ではあるのにこの世界の違いはなんと表現したらいいのだろうか。

 帰りの国道はやはりぐっしょり濡れた道だった。一日のこの世界の差は何なのだろうかと考えてしまう。都会と山里との違いだというだけでいいのだろうか。というのも、昨日も都会の歯医者に通院したが全く同じ現象だったのだ。この自然界の多様な「差」を激変させるのは神意に反する。

 

 しかしながら、人間にとっての便利さと経済的効率さを優先し、自然環境を潰し温暖化を促進し、国の権益のために異教徒や国境を侵攻し、人間さえも殺戮してしまう不条理が地球を席巻している。人類の文明の発生とともにこうした不条理はいまだ進行中なのだ。人類の叡智はいつも多数派にはならない。だからこそ、縄文時代で培った自然と共に共生する「畏敬」という深慮を日本こそ世界に向かって呼び戻さなくてはならない。そんなことを思いながら、都会と山里との「差」というものを大いに楽しみ、狼狽したりする農的暮しを再評価しているところだ。

 

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