浜松市の奥庭「秋葉ダム」の森で赤い実があるツル性の植物を発見。葉の様子から「フウトウカズラ」(コショウ科)だったが、赤い実を見るのは初めてだった。
花は4~5月、実は11~3月。秋の実はオレンジ、冬から赤になる。ふつうは海岸近くの暖かい森に生育するが、それが天竜の山奥でときどき目撃できる。沖縄では香辛料として沖縄そばに振りかけるという。味はコショウほどではないが、穏やかな辛みがあるらしい。
果実より「葉」を煎じてお茶として飲むほうがうまいともいう。この葉や茎を風呂に入れて薬湯にすると、神経痛や打撲に効く。こんどまた会ったら、ぜひお茶にしてみたい。
フウトウカズラを喜んでいる場合ではない。マスコミと総理との癒着を報道するヤッフーニュースを発見。大きなメディアはもちろん報道せず、ことの重大性に沈黙。
「(店名)にて、いつもの腐れメンバー(朝日:曽我、毎日:山田、読売:小田、NHK:島田、日テレ:粕谷、日経:石川、田崎しゃぶ郎)と総理はご会食なされました」
ここは個々の参加者というより、参加の形態に注目したい。何れも日本を代表するメディアから1人が参加している。これが会食の肝であり、同時にそれが問題点であることは後述したい。
この安倍総理と「くされメンバー」との会食は度々批判されてきた。それは、森友、加計問題から桜を見る会の問題にいたるまで、国民の多くが抱いている疑問に総理とその政権が応えていない中で、メディアが取り込まれているという印象が強くもたれているからだ。特に、桜を見る会については安倍総理は勿論、夫人の関与も明らかになっている。こうした中で「いつもの」のメンバーが総理と会食したという事実は、ジャーナリストの見識の無さを物語って余りある。
情報は権力を持った人間に集まる。それは日本でもアメリカでも同じだ。その情報は、あらゆる人に対して甘い蜜を発する。だからアリが蜜に吸い寄せられるように日本のジャーナリストは権力に群がろうとする。
しかし、そうして得られる情報は、権力の側に都合の良いものであるケースがほとんどだ。結果、日本のメディアには権力側の広報機関のような報道が蔓延することになる。 (立岩陽一郎「インファント」編集長、より)