山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

福祉と快適さをめざす商店街の街路灯

2019-01-23 15:46:41 | 路上観察

 横浜市二俣川に行った。以前、原野にポツンとあった自動車教習所に免許の更新などで通ったことがある。しかし今では大きな県立病院や学校もあるうえに市街への通勤住宅街となっている。相鉄線の急行も止まる。大規模な再開発がすすんだその街中の入り口に「二俣川銀座商店街」の立派な街路灯があった。そこには音楽記号の「フォルテッシモ」のモニュメントも迎えてくれた。このイタリア語は、「力強く前進する」という意味合いがあり、商店街の心意気が込められているようだ。ここまで商店街をまとめていくにはそれ相当の困難があったに違いない。

                          

 2006年、商店街を走ったトラック上のパワーショベルのアームが電線に引っかかり、そのため街路灯が倒され近くを通っていた1歳の少女が下敷きになり死亡する事故が起きた。そのこともあり、安心安全のまち・商店街をめざすとともに福祉のまちづくりを標榜する。そこで、街路灯をLEDに切り替え,目の不自由な人の目線に合わせた光源も設置している。さらには、段差解消のためにバリアフリーのカラー歩道も整備した。街路灯はその商店街・地域の特徴を表現することが多いが、そのへんの説得力は残念ながら伝わってこない。また「フォルテ」は音楽の街にしたいのかとも思えるが、そこもコンセプトが浮遊している。しかし、行政の強力なバックアップもあり、街路灯の緑・紫とカラー舗装歩車道の褐色の色合わせ、その石畳の軽やかさが快適な環境と好感度を誘ってくれる。

 

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