この雑草の海の中に宝物があるはずだ。
自称村上水軍の落ち武者武兵衛は、雑草の海に進軍する。
なかなか目標には到達しない。そりゃそうだ、幸せは向うからこないからだ。
すると、メロンかと見まごうばかりのカボチャを発見。
ツルをたどっていくと10個ほどのカボチャをゲット。
そういえば、今年はカボチャの種をいっぱい撒いたにもかかわらず一つも芽が出なかった。直売所で苗を一株だけ購入して裏畑に定植したのだった。
草刈り機を振り回すとカボチャを傷つけてしまうので、少しづつ進軍して草刈り機を止める。そして、鎌でツルの先をたどっていく。その繰り返しが幸せの近道なのだ。
本来なら、親ヅルを摘芯したり追肥したりの手間が必要だが、ぐうたら落ち武者は大地に丸投げしてしまったのだ。だからどこに実があるのか雑草の上下を探索することになったわけだ。
たいしたもので、カボチャは「ぐうたら氏」の仕打ちにもかかわらず見事に結実してくれた。ありがたい。裏切らない誠実さに合掌。