トマトハウス倒壊す

　風が強い日だった。
　台所の窓から畑をのぞいてみると「アレレ！」
　きのう、建立したトマトハウスがなくなっていた。
　急いで現場に急行してみると見事にハウスは壊れていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　突風は三人で汗をかいた希望を一陣の風で吹き飛ばしたのだった。
　ビニールを留めていたパッカーは７～８ｍ先に散らばっていた。
　それを拾う気力が無くなる。
　津波に襲われた現場にいる気がした。

　　　
　突風はときおり畑を襲うのでそこに立つことが辛くなる。
　畑の農作業はやめて、シイタケの菌打ち作業の続きを行う。
　先日足りなくなっていたシイタケ菌をネットで注文していたのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　夏にも使える森産業のシイタケ菌だった。
　おかげで午前中に終了することができた。
　午後は、トウモロコシ・カボチャ・ゴーヤ・枝豆・インゲン・オクラなどの種をトレーに撒く。

　　　　　　
　畑ではスナップエンドウの莢がいくつかできていた。
　強風で折れてしまったものもあったが、その多くはツルを伸ばしてなんとか竹の枝にへばりついている。
　これから花を着ける段階だ。
　ゴールデンウィークが終わり、娘らは早朝５時には渋滞回避のため帰郷していった。

　キツネらしき動物が家の近くから逃げていく後姿を目撃。
　最近の生ごみを漁るのはキャツの仕業かもしれない。