茶畑の一端が伸びてしまって近所の物干しが日陰気味になってしまったので、あわててトリマーで茶樹を刈る。本当は茶樹の全部をやりたいところだが、広すぎて時間がかかる。一部で高さを下げた刈込をやったがまもなく戻ってしまうのが悩ましい。しかも、トリマーが油漏れで動かないときた。
農協でトリマーの修理を頼んだが、「部品があるかなー」と言いながら様子を見てくれた。さいわい、手持ちの部品を工面してなんとか修理してくれた。「修理代を払います」と言ったら、「いらないよー」と言ってくれた。ありがたい、ありがたい。その心意気がうれしい。
このエンジンヘッジトリマーは、「TANAKA」というメーカーだった。30分も続けて作動させていると重さがだんだんこたえてくる。近所に迷惑をかけちゃいけないと一気に刈りこんだせいか、腰に負担がかかったようだった。作業が終わってから、腰を曲げるのがきつくなる。夕飯を食べるのもかがむ姿勢ができなくなる。一度座ると立つ動作が大変になる。歩くのがやっとの状態になる。しばらく横になってそのまま朝を迎える。
数日後、ごまかしごまかし作業しながらなんとか腰の痛みがなくなってきた。もちろん、加齢による筋肉の弱さであるのが原因だ。なにしろ、若い時の腹筋は100回以上は平気だった感覚が、未だあるのがいけない。「腹を思いっきりこぶしで殴ってみな」なんて言って、まわりにやらせて鼻高々だった傲慢さがいまになって祟りとなった。今では座るのも起き上がるのにも「ヨイショ」と気合を入れないとできなくなってしまった。
これから、「末期」高齢者であることの自覚を踏まえた作法をやらねばなりませんね。ちなみに、電動トリマーは重さは軽いらしけど、パワーはエンジントリマーにはかなわないのでは、とかブツブツ捨て台詞を吐く。