50歳のフランス滞在記

早期退職してパリへ。さまざまなフランス、そこに写る日本・・・日々新たな出会い。

2008年の日本、どうなるか・・・一大予測。

2007-12-13 05:24:44 | マスコミ報道
もう師走も半ば、来年のことを言っても、鬼も笑わないでしょう。


ということで、“Courrier international”(『クリエ・アンテルナシオナル』:フランス)と“The Economist”(『エコノミスト』:イギリス)が世界の2008年を大胆に予測しています。


その中のアジア。まずは、中国。このあたりにも、政治経済を中心に世界がどの国に特に注目しているかがなんとなく現れていますね。因みに右ページは、オリンピックでのテロに備えての訓練風景。先日のテレビのニュースでも紹介していましたが、フランス人が教官で、そのノウハウを伝授しているそうです。中国の後に、アジア全体の概観が出ていて、その後に、我らが日本。


くれぐれも、落ち着こう。どうしてか・・・いつも政治的に落ち着いている日本が、来年は変動の年を迎えるかもしれないからだ。総選挙で野党の民主党が政権の座に就くかもしれない、と言われている・・・

わずか9ヶ月というごく短い期間を除いて半世紀もの長きに亘って権力の座についてきた自民党がついにその座から降りることになるのかどうか・・・参院選で勝利した民主党の小沢党首は真の政権交代を標榜している。そして、その政権交代が実現するかどうかの総選挙が来年中に行なわれると予想されている。

参院選の敗北の後、僅か1年という短い期間で総理の座を降りた安倍前首相に代わって登板した福田現首相は、選挙管理内閣だとか、一時凌ぎ、場つなぎの首相と見られていたが、その能力と協調路線によって、当座のテロ対策法、自衛隊の海外派遣などに関しては、民主党の攻勢を凌ぎきってしまうのではないだろうか。内政に関しては、日本はもはや改革を行なうべきではないという民主党の意見を受け入れることはないだろう。そして、高齢化の中で新たな成長を遂げるための鍵を見つける必要性を強調するのではないか。

福田首相は財政赤字を改善する予算を提示することになるだろう。民主党も予算策定前に政権を転覆させて総選挙にもって行くことはしないだろう。もしかすると、北海道でG8の行なわれる来夏も、福田氏が首相の座にあるかもしれない。その後に、総選挙。その結果は・・・参院選での民主党躍進は、国民が政権交代を求めたのではなく、政権与党へお灸をすえたものだったということを示すことになるのではないか。つまり、民主党は議席を増やすだろうが、しかし自民・公明の連立与党の獲得議席数を上回れないかもしれない。すると、どうなるだろう・・・より大きな不満は自民党内ではなく、結局は政権を取れなかった民主党内に渦巻くのではないか。そのとき、小沢代表は・・・健康に不安を抱えており、また14年前に自民党を割って飛び出したような過去をもっているだけに、もしかすると福田首相よりも先に党首の座を降りてしまうことになるのではないか。そして、一時凌ぎと見られていた福田氏が、首相の座にすわり続けることになるのではないか・・・

来年の総選挙で民主党が獲得議席数を伸ばすが、連立与党を上回れず、政権は自・公連立政権のまま。そして、小沢氏は党首から降り、短命と見られていた福田内閣が長期政権化する・・・私の読み間違いでなければ、こういう予測のようです。自・公の勝利でもなく、政権交代でもなく、その間のこんな予測も立てられますよ、という、いかにも皮肉屋のイギリス・メディア(執筆は『エコノミスト』記者)らしい記事ですね。さて、この記事の読み、当たりますかどうか。日本を読み解く力、私のフランス語読解力よりもずっと上かもしれません!

(この雑誌、パリ日本文化会館にあるのを読んでいたのですが、ほかの事をやっているうちに自分で持って行った新聞の間に挟まってしまい、帰る際、気付かず新聞と一緒にカバンの中へ。すると、出口で、見事にブザーが。盗難防止に全ての書籍類にバーコードが貼ってあるんですね。これで、ついに、雑誌持ち逃げ未遂犯?! そんな苦労もして(?)作っているブログです。応援、よろしくお願いします。)

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