高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
新聞やテレビによる中国や韓国の反日の報道は過剰反応気味かな
領土問題やら教科書問題そのほか反日行動の契機はさまざまだろうが
領土の線引きなんて歴史的に限定された代物で本質的な問題じゃない。
海底資源や漁業権益にしたって共同で開発して利用したほうが
いずれの国民にとってもより良いことが分かりきっているはず
曖昧な“国益”の追求が双方の国民の幸せに役立った例が歴史のどこに?
どんなかたちであれよその国を戦場に巻き込めば侵略したことになり
いずれが勝っても負けても関係国家間の戦争責任が問われなければならず
明瞭に戦時下になされたさまざまな事柄の責任を償い続けねばなるまい。
今回の中国の反日行動は根拠が薄っぺらで長続きのしようもないし
誰かの権力維持の為だろうから騒ぎ立てずほって置くしかないだろう
国民国家の政治権力を開いていくべき課題は愛国や排外で達成できない。
報道されている程度から見て“暴力”どころか騒動に毛の生えたようなもの
もし中国の国家権力に向けての異議申し立てだったら共感のしようもあろうに
環日本海をめぐってそれぞれ自国の権力に立ち向かえない民衆の鏡とすべきか。
拉致問題と異なり「君が代」を強制する教育官僚の意地悪ぶりに無頓着なように
日本の首相の靖国参拝や常任理事国入りに日本国民はさしたる関心もなさそう
だが外側のアジア各国からはそれぞれの見え方の違いがナショナリズムの温度差に。