高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
煤払いする
踏み台から
揺らめいて
左右を取り
違えている
虚と実の差
技術の巣が
編み込んだ
虚飾に塗れ
脱ぎ捨てた
肌身を探す
遡行を試み
描き起こす
稽古録から
透かし見る
逆光を辿り
振り返れば
未踏の境地
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
煤払いする
踏み台から
揺らめいて
左右を取り
違えている
虚と実の差
技術の巣が
編み込んだ
虚飾に塗れ
脱ぎ捨てた
肌身を探す
遡行を試み
描き起こす
稽古録から
透かし見る
逆光を辿り
振り返れば
未踏の境地
高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
どんな側に
佇めば気を
交わせるか
上へ下へと
乱気流崩で
不時着の朝
着替え際に
掛け違える
空っぽの釦
見慣れすぎ
当たり前を
飲み損ない
気が向かず
意識もない
日常の狭間
何かやれば
身軽になる
虚体の身体
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
どんな側に
佇めば気を
交わせるか
上へ下へと
乱気流崩で
不時着の朝
着替え際に
掛け違える
空っぽの釦
見慣れすぎ
当たり前を
飲み損ない
気が向かず
意識もない
日常の狭間
何かやれば
身軽になる
虚体の身体
高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
山田の奥で
抜き忘れた
踵から爪先
座らされて
置き忘れた
案山子の尻
裏地を隠し
膕から跨る
騎乗位探し
肘を揺らし
腰を屈める
沈み込みに
膝の辺りを
解き放てば
上下に抜け
前後に揺れ
静まり届く
姿勢の船底
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
山田の奥で
抜き忘れた
踵から爪先
座らされて
置き忘れた
案山子の尻
裏地を隠し
膕から跨る
騎乗位探し
肘を揺らし
腰を屈める
沈み込みに
膝の辺りを
解き放てば
上下に抜け
前後に揺れ
静まり届く
姿勢の船底