チャン・イーモウ(張藝謀)監督は2年後、スピルバーグとスペクタル版
《西遊記》の製作に挑戦する。
昨日、張偉平氏は記者に対しチャン・イーモウ監督が《西遊記》を撮る計
画が進んでいる。また今年上映される《滿城盡帶黄金甲》は監督は3作
続いてきた古裝武俠片の最後となるだろうと語った。
スピルバーグはチャン監督と北京で会っている。その際、合作について基
本的な協議を行い、”08年北京オリンピックの後に《西遊記》を撮る”こ
とを決定したという。
中国文学上最も創造的な《西遊記》がドリームワークスの最高級の特殊効
果技術により大型SFXファンタジーとなる。ここにチャン・イーモウ監
督が参加し、中国伝統的な想像力を発揮することになる。
出演者はまだ確定をしていないが、《黄金甲》で好演したジェイ・チョウ
(周杰倫)が孫悟空を演じる可能性もありそうだ。
チャン・イーモウ監督は『HERO』、『LOVERS』、そして《黄金甲》
と3本の武俠作品を撮ってきたが、《黄金甲》が古裝の大型商業映画との別
れの時期だろうと語っている。
《西遊記》は多くの映画人にとって目標であり、先日も一部で”ジャッキー・
チェン(成龍)とジェット・リー(李連杰)共演”のハリウッド映画が製作
されるというニュースが流れたが、張偉平はチャン・イーモウ監督とスピル
バーグの合作となる本作が最高の作品になる、と自信をみせている。
(明報 2006/8/15)