鷹泊 昭和30年代

いまは超過疎地になった北海道深川市鷹泊 自然にめぐまれたその地で昭和30年代を過ごした自分がその当時を思い出してみた

ヌップという地名と鷹泊の三等三角点について

2020年11月08日 | Weblog

アイヌ語地名の研究4  山田秀三著作集によると、「鷹泊市街地から北の辺では、雨竜川の西岸に、この辺では目立つ広い大地がある。アイヌ語のヌプNup(野原)の名が伝えられてそのまま残ってしまったのだろうか。」とある。

国土地理院の閲覧サービスを利用して、鷹泊の三角点図を見たところ、ヌップはカタカナではなく「奴布」と表記している。

図は国土地理院の閲覧サービスによる鷹泊の三等三角点。

先月、浅羽山の記述のところでも書いたが、三角点名は地形測定に携わった技師が三角点の名前をつけるとのこと。

ヌップはアイヌ語由来なので、カタカナ表記でいいと思うが、三角点名はカタカナを使わないきまりがあるようだ。という読みの漢字は7個(野,埜,淳,奴,怒,孥,耨 )登録されているので、そのう中から奴を選択したと思われる。

しかし「奴布」という表記は今まで知らなかったし、ヌップのことを漢字で書く人はいないと思われる。

話がそれるが、図の右に三等三角点「鷹泊」が表されている。どうして標高634mの最高点であり、三等三角点「鷹泊山」でないのか疑問に思ったが、ほかにも疑問を持つ方はいるようです。