イノシシ山を背景にした雨竜川は鷹泊らしい好きな風景である。一方、逆サイドの山側すなわち鷹泊の南南東の山の向こうに、半世紀前に2軒、畑作を営んでいる家があった。以前のブログにも書いたが、昔はあさひ団体と言っていた。開拓地に入植した人たちの出身地の名前だと思うが、よくわからない。
冬に、スキーを履いて、山の向こうのあさひ団体地区にある家へ遊びに行ったことがある。家が深い雪に覆われて、穴倉のようになった入り口から玄関の中に入った。中は薪が焚かれて暖かく、今思い出すと童話の中の世界だったような気がする。冬の暮らしは大変であったろうと思うし、深い積雪の中どの道を通って鷹泊の市街地へ出てきたのだろうとも今考える。ともかく、豪雪地区の鷹泊の山奥の地区でも、当時は人の暮らしがあったことを思い出す。
夏には、その場所で苺栽培が行われており、苺狩りに行った。今、巷で流通している苺に較べると、小振りではあったが、甘い美味しい味覚を思い出す。
あの地域は現在どうなっているのだろうか。
写真上はイノシシ山を背景にした雨竜川
写真下は鷹泊の南南東に見えるあさひ団体方向のこんもりと木々が生い茂った山