鷹泊 昭和30年代

いまは超過疎地になった北海道深川市鷹泊 自然にめぐまれたその地で昭和30年代を過ごした自分がその当時を思い出してみた

山に囲まれた鷹泊での苺狩り

2014年11月28日 | Weblog
自分の子供時代、昭和30年代の思い出の中の旭団体地区は、苺狩りに行った場所である。通った道も、この国道に通じる道からではなく、歩いて行ける近道を通ってであった。駅のすぐ南にあった踏切を渡り、田んぼのあぜ道を歩き、三号沢に渡された板の上を通り、山道に入った。曲がりくねった、岩がゴロゴロした道を登り終えたところが、目的地の旭団体を見下ろすことのできる小山の頂上であった。


写真は、鷹泊の東南に見える山で、その山の向こうが、旭団体の居住地であった。この山を見ると、ヤマブドウや胡桃を採りにいった子供時代がなつかしく思い出される。
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この道は旭団体へ向かう道

2014年11月27日 | Weblog
鷹泊岩が対岸に見える付近で、川とは反対側に奥へ続く小道が見えた。この道は、その昔、旭団体へ向かう道だったはず。半世紀前は馬車での往来があったと思われるが、今あらためて見ると、かなり狭い道であり、傾斜も結構ある。この道ではなかったのかなと自信がなくなる。
当時、旭団体地区に居住していた戸数は3軒だった。(以前のブログで2軒だったと書いたが、3軒と訂正します。)


写真は、国道275号線から、小道を望む。
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「鷹泊」という地名の由来について。その2

2014年11月25日 | Weblog
昭和30年代、鷹泊小中学校で教師をされていた細田長知先生が、数年前に書き上げた鷹泊の歴史に関する資料を読んでみた。今回の鷹泊ふるさと会ではなく、数年前の鷹泊ふるさと会で、参加者に配布していただいた「ふる里鷹泊」という小冊子で、30ページ近くある大作である。それには、自分の知らない鷹泊の歴史が書かれている。ここに、原文を勝手に少しまとめた形になるが、紹介させていただく。
【明治時代、深川から鷹泊へは道がなく、沼田方面から雨竜川沿いに上っていた。細田先生の祖父と義弟にあたる方の二人が、木材の伐採関連の仕事で、川を遡って、いつも小休止をするのが、今の鷹泊にあたる場所であった。たまたま腰を下ろして休んでいたところ、巨岩の上に生えていた三本の松の木の一本に鷹が来て止まった。これをみて、まだ地名のなかったこの地を「鷹どまり」と呼んでおこうではないか……の言が、その後「鷹泊」と正式地名になっていった。】
その文にある巨岩とは鷹泊岩のことを指すと思われ、あらためて、そういうことだったのかと思った。


写真は。鷹泊の入口付近。雨竜川と浅羽山が見える。
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「鷹泊」という地名の由来について。その1

2014年11月21日 | Weblog
北海道の地名は、アイヌ語由来の地名が多く、鷹泊近隣の多度志、幌成、さらには鷹泊の北にある沼牛、幌加内もアイヌ語由来である。その中で、鷹泊は一線を画した地名である。
2012年12月のブログに、鷹泊の名前は「昔、この近辺で鷹の姿がよくみられたことに由来するとWikipediaに書いてある」と記した。しかし、鷹泊ふるさと会で別の資料を得、それを読んだことで、もう少し詳細がわかった。それについて次回、書いてみることにした。


下流(南方向)に流れていく雨竜川。右手奥に、この写真では、見えはしないが鷹泊岩が存在する。
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鷹泊といえば鷹泊岩。しかし、葉っぱに覆われていて見えず。

2014年11月19日 | Weblog
幌成を過ぎると、程なく鷹泊である。
切替橋に到着。この付近の雨竜川の対岸に鷹泊岩がある。しかし、この時期は木の葉っぱが覆い茂り、川面そのものが国道からは見えない。今年の鷹泊ふるさと会では、雪をかぶった鷹泊岩がきれいに写っているスライドを見せてもらったが、そのスライドは、春先撮影したもののようであった。鷹泊岩は、眺望が樹の葉に邪魔されない冬から春先の季節に、国道からよく見えるようだ。



写真上は切替橋
写真下は、国道から鷹泊岩がある付近を撮影(10月13日)。
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鷹泊ふるさと会第45回記念大会が開催されました

2014年11月17日 | Weblog
平成26年11月8日、鷹泊ふるさと会第45回記念大会が、札幌市全日空ホテルで開催され、参加者は82名でした。馬場泰年会長の、昔の鷹泊全盛期のお話とスライドの上映がありました。鷹泊ふるさと会は毎年(来年度も)開催されますが、次回の記念大会は、5年後ということでした。


写真は大会プログラムの表紙を飾っていた鷹の絵
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幌成と鷹泊の共通点

2014年11月14日 | Weblog
昔の幌成小中学校は、鷹泊と似た造りだった。(全国共通の造りだったのかもしれないが)
その当時、幌成は、学校の姿だけでなく、生徒数や人口等、何かと鷹泊と似ているように感じていた。(多度志とは生徒数で明らかに負けていたので、そういう感情はなし。)小学校低学年の時、ドッジボールの親睦試合のため、幌成の学校まで歩いたことがあった。鷹泊から幌成までの距離は、正確にはわからないが、遠足でよく行った鷹泊ダムまでの距離と同じくらいだったと思う。みんな、田舎で育っていたので、その程度の距離は何とも思わない健脚揃いだった。




写真は、半世紀前の鷹泊小中学校と幌成小中学校(多度志中学校記念誌から転載)
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幌成を通過、国道275号周囲には人家は少ない

2014年11月12日 | Weblog
多度志から幌成へ到達。昔の幌成小中学校跡にできた施設は、国道沿いにあるので、目にとまりやすい。鷹泊小学校跡にできたリフレッシュプラザ鷹泊は、国道から少し入ったところにあるので、プラザを利用する目的がない者には眼に入りづらい。ここ幌成の国道沿いに人家は非常に少なくみえるが、人口は今も鷹泊と競っている。平成22年度国勢調査資料では幌成が人口88人、31世帯で鷹泊が人口82人、35世帯とのこと。



写真は、幌成小中学校跡にできた幌成コミュニティーセンター
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中学校が撤退しても小学校は残る多度志

2014年11月10日 | Weblog
多度志も人口減が著しく、平成22年度の国勢調査の資料によると、人口497名、世帯数215とのこと。半世紀前の鷹泊の人口の3分の1程度である。昔あった多度志駅から見て、左斜め方向がメインストリートになるが、その元の駅に近いあたりに旅館が1軒あった。これだけ人口が減っても、まだ旅館が存在していることに驚いた。宿泊する人がいるということか。JAはメインストリートの中央付近に、変わらず存在する。
中学校が多度志から撤退してしまったが、さて小学校はといえば多度志小学校のホームページには、在籍児童数24名とあるので1学年平均4名位ということになる。しかしながら、来年度(平成27年度)、多度志小学校に入学する児は、わずか1名のみとの情報である。多度志地区(多度志、鷹泊、幌成、湯内)全体で1名とは信じられないが、児童数の減少は何も多度志地区だけに限ったことではなく、北海道というより日本全体のことではある。


写真はメインストリートに存在するJA


写真下は国道275号線沿いにある多度志小学校
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昭和30年代の鷹泊の先生は地元出身が多かった

2014年11月07日 | Weblog
多度志といえば、昭和30年代の鷹泊小中学校の先生は多度志から通っていた先生が数名いらっしゃった。朝7時半頃駅に着いた女の先生と、駅近くに住んでいた児童が一緒になって、学校へ向かう姿がよく見られた。実家が鷹泊で、鷹泊小中学校に赴任されていた先生も多数いらっしゃった。(宮部先生、松田先生、細田先生、中谷先生、倉橋先生、中村先生、内村先生etc.)今の時代は、教員採用になって、地元の学校に赴任を希望しても、道教委は、そのような優先、優遇は、していないようである。昭和30年代前半は、地元鷹泊や、隣町の多度志出身の先生が多くいらした。鷹泊小中学校も、30年代後半になって、よその地域から異動されてきた先生が多くなってきたような印象である。
しかし今はそんな昔話を語るのもむなしい。この地域から子供がいなくなり、教師も少なくなり、学校そのものがなくなっていっている時代である。




写真上は旧多度志中学校
写真下は、旧鷹泊小中学校(いずれも多度志中学校記念誌から転載)
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