鷹泊 昭和30年代

いまは超過疎地になった北海道深川市鷹泊 自然にめぐまれたその地で昭和30年代を過ごした自分がその当時を思い出してみた

お寺がある下幌成には結構な集落あり

2023年12月28日 | Weblog

多度志から宇摩を通過して幌成に着いた。幌成駅や、幌成小学校があったあたりは、閑散状態である。小学校跡地にできたコミュニティセンターは臨時休業とのこと。立ち寄らずに下幌成に来た。

鉄道深名線が走っていた昔は駅舎がなく乗降所、下幌成駅だった。 

ここにある成福寺を見たかった。鷹泊にあったお寺がなくなった後に、親戚の葬儀がここで行われた。

下幌成は一面田んぼであるが、成福寺の付近には思った以上に人家が多かった。

成福寺の正面

下幌成にはお寺が残っているが、鷹泊にあったお寺(大祥寺)はとうの昔(昭和60年)に鷹泊からはなくなっている。昭和60年に大祥寺(鷹泊)、宗玄寺(多度志)が合併して、新たに大玄寺(深川市北光町に存在)となったとのこと。鷹泊の中央に存在した大祥寺の赤い大きな屋根は遠くからでも目立っていた。街にお寺があることはいいことだが、檀家を含めて住人が超少なくなった場所では、維持管理が困難なのは想像に難くない。

昭和30年代も数年前も鷹泊と幌成の人口は同じ程度だったが、最近は幌成に少なからずの差をつけられたみたいだ。

2020年の幌成の世帯数 23 人口 69人、 鷹泊の世帯数 20 人口 40人。

参考 昭和28年の鷹泊には280戸、1460人が居住していた。

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30年前の多度志の航空写真でも学校が主役

2023年12月25日 | Weblog

写真は1992年(平成4年)の多度志の航空写真。深川開基100年記念誌から転載

上に多度志中学校、下に多度志小学校の校舎、グラウンドが見える。

小学校はかろうじて残っている今の多度志(令和5年)の街を見た。

訪れたのは11月であるが、この記事を書いているのは12月で、道北部の積雪の報道が連日流れている。

鷹泊からの生徒も通った多度志中学校は深川一已中と納内中と平成26年に統合されて多度志からなくなった。中学生がバスで深川一已中へ通うのは大変だ。中学と高校との違いはあるが、昭和30-40年代に鷹泊から鉄道深名線の汽車で深川の高校へ通ったあの時代を思い出した。

あの頃は生徒数も多く、鷹泊だけでも朝の一番列車に30-40人が乗車して満員すし詰め状態だった。今は鷹泊在住の中学生はいるのだろうか。

以前このブログにあげた昔の多度志小学校と多度志中学校が一緒に写った写真を再掲する。

やはり街の主役は学校であり存在感が違う。市街地に学校があることは、若い世代が住んでいたということであり、街に活気が感じられたということでもある。

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多度志・幌成・鷹泊の3校が統合された多度志小学校の今

2023年12月20日 | Weblog

 国道281号線沿いには、多度志小学校がある。

令和5年度の多度志小学校のホームページを見ると、「本校は、平成9年4月に多度志・幌成・鷹泊の3校を統合し、新しく多度志小学校として開校しました。本校は4学級、全校児童数18名、教職員数は10名の小規模校です。およそ8割の児童がスクールバスで通学しています。」とある。

平成9年(1997年)開校ということは、この年3月に鷹泊小学校が閉校になっているので、あれから26年経っているが、26年しか経っていないともいえる。むむむ、ここまで児童数が減っているのかと愕然とする。また8割の児童がスクールバスで通学しているということにも驚いた。

時代が違うとはいえ、昭和30年代の鷹泊では、ペンケやヌップの児童・生徒は厳冬でも雪道を1時間かけて徒歩で通学していたのとは雲泥の差である。

鷹泊でブルドーザーによる冬の道路の除雪が始まったのは昭和40年頃だと思う。それまでは、馬橇が通った後を歩くか、道なき道を長靴の上を縄で縛って雪が入らないようにして歩いていたことを思い出す。

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多度志中学校跡の今

2023年12月15日 | Weblog

多度志中学校跡を今回も訪ねた。校舎の外観は往時とあまり変わっていないが、HPRS深川という植物工場・水産養殖に取り組む会社が企業活動をしている。

グラウンドに残っている野球のバックネットが生徒の声gあ響き渡っていた往時を思い起こさせた。グラウンドのトラックは一周300メートルだったのかな。いいグラウンドだ。昔の鷹泊小中学校のグラウンドは狭かった。運動会の200メートル徒競走がやっとできたくらいだから一周200メートルちょっとあったのかな。

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8月に久しぶりに鷹泊を含めた多度志地区関連の災害関連ニュースを目にした。

2023年12月04日 | Weblog

 

写真は多度志神社の道路の向かい側。古い多度志小学校があったと思われる付近。学校だった痕跡は見いだせなかった。

 

ニュース報道で、鷹泊・多度志・幌加内とかの地名が出ると、つい注目してしまう。

12月1日の報道では幌加内の積雪量が100cmを超えたとのこと。鷹泊もそれに近いのかなと推測してしまう。

雪とは真逆であるが、今年8月には雨竜川が氾濫して、鷹泊地区に被害はなかったが、多度志の一部が水没したというニュースがあった。

 

北海道深川市

避難情報

洪水警戒のため

  • 総世帯数:301世帯
  • 総人数:603人

避難指示 レベル4:危険な場所から全員避難

対象地域

  • ウツカ町内会 8/6 7:30 発令 11世帯 27人
  • 上多度志町内会 8/6 7:30 発令 16世帯 34人
  • 中多度志町内会 8/6 7:30 発令 10世帯 27人
  • 中央町内会 8/6 7:30 発令 67世帯 120人
  • 北多度志町内会 8/6 7:30 発令 12世帯 30人
  • 多度志町内会 8/6 7:30 発令 53世帯 91人
  • 宇摩町内会 8/6 7:30 発令 17世帯 37人
  • 川向町内会 8/6 7:30 発令 7世帯 12人
  • 幌内町内会 8/6 7:30 発令 21世帯 43人
  • 幌成町内会 8/6 7:30 発令 8世帯 32人
  • 弥栄町内会 8/6 7:30 発令 39世帯 68人
  • 湯内町内会 8/6 7:30 発令 15世帯 37人
  • 鷹泊町内会 8/6 7:30 発令 25世帯 45人

発表自治体:深川市

 

鷹泊では昭和30年に雨竜川が氾濫して鷹泊市街地が床上浸水の被害があったが、その記憶は強烈に残っている。その後堤防ができたので、氾濫の危険はないと思うが、今年の8月にはコミュニティプラザ鷹泊への避難指示があったにもかかわらず誰も避難しなかったようだ。

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