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西日本旅 四国・愛媛ー香川編 十三日目。

2011-11-13 11:01:40 | 西日本旅 三重~四国
11月9日(水)

道の駅にて起床、天気晴れ、気温寒し。

二日続いた雨が過ぎてから大分冷え込んできました。

日中でも三枚服を着ても寒いぐらいでこのまま下がっていくのかなと
不安になりながら、60番横峯寺に向かいます。

山道を登ります途中にゲートがあって料金を払わないと先に進めない様なので
支払って更に登ります。

しかし寒い、若干の寒さを我慢しながらガードできない目からは寒さで涙が出てきます。

本格的に寒くなってきたらゴーグルが必要だなと考えながら、
60番横峯寺に到着。

納経所で次の寺を確認していると、次はどこと尋ねられたので
61番ですと答えると、じゃあ戻らないとダメだねと言われました。

そうなんです、60番に行く道に61番から63番が有るので来た道を戻らなくてはいけなかった。

大体、先に回ってから来て64番に行く人が多いよとも言われました。

まぁ原付で回っているのに、そこを楽するわけには行くまいと思いながら、
しょうがないので戻りますーと言って横峯寺を後にして、

61番香園寺到着!

(な、なんか、寺に見えない。"箱"これは一つの大きな"箱"だ。
多分中には人を生かし続けるための設備が、、、)

遠目には長方形の物が横たわっているだけで異様な外観でした。

近づいていくと、本堂が有ったのでお参りして、
中を窺うも仏像の周りは仕切りで区切られていて中は見えない。

他に中を窺えそうな場所はないか辺りをキョロキョロすると、
二階に大師堂が有るようなので行ってみました。

階段に登り中に侵入!

(ちょ、凄い、何だこれ、、)


二階は、一階とは違い端から端まで筒抜けになっていて、
椅子がコの字に配置されている、(映画館にある椅子を下に押さえながら座るタイプ)

そして、その真ん中には大きな仏像。

部屋と言う限定された空間だからか、異様に大きく感じました。

照明も暗く、自然光が殆どなのかもしれない。

中を見れたので、"箱"を出て次のお寺に向かいます。

61番香園寺から64番前神寺までは密集地帯なのでサクサク回り、
少し離れて65番三角寺に到着!

納経を済まして階段下りて原付の場所に行くと、
タクシーのおっちゃんが、

「兄ちゃん、これで三重から来たんか?」


「はい。そうですよー」

「はぁーよくやるなぁ、学生か?」


「いえ、24の無職ッス」と笑って答えたら

「アッハッハッ!しっかりせなあかんぞ!」


と肩をポンッと叩いて、じゃあ就職願わなアカンで!

「えぇ!それも兼ねてます」

「がんばってー。」「ありがとうございますー。」と返事をして、
次へ!

66番雲辺寺にはロープウェイで登ります。

このロープウェイは21番太龍寺のロープウェイと同じ所が作っているので
見た目が一緒で色が違いました。

あっちが黄色で、こっちが赤。

時間になったので早速乗り込む、
発進すると添乗員さんが、
このロープウェイは最高30kmの速さでお客様がたを雲辺寺までお届けします。

と言いながらグングン山を上っていくゴンドラ、
グングンスピードが上がり。

「は、早いですね!」

「人数が多いと、もう少し速くなりますよ」


と笑顔で答える添乗員さん。

風が吹き抜けるなか宙ぶらりんで横に揺れながら邁進してくので
へたな絶叫系より恐い。

そして雲辺寺到着!

ゴンドラから出ると、

(さっむ!めっちゃ寒い!前の人涼しいなーとかギャグか!)

風が強くて一気に気温が下がっていました、
温度計は9℃でした。

(これで9度?冬ごえ無理かもしんない)

雲辺寺は標高900mに建つお寺で、八十八ヶ所中一番高いらしく、
そして、香川と徳島の県境にある。

正確にはロープウェイが香川県で雲辺寺は徳島県。

雲辺寺で納経をしてもらって、毘沙門天像があると言うことで
見に行きました。

(おぉーでかいなー、でも台が急でよく見えないな)

と台の周りを見上げながら毘沙門天像を見ていると、
扉を発見、早速入ってみます。

ザッザッザッザ…


中は螺旋状の通路があって上に行けるようです、
通路を行くと、壁に伊勢形紙が掛けてありました。

一般的な名称が分かりません、切り絵かな?

1番から高野山までの風景の切り絵がずっと上まで一枚ずつ飾られていました。

雲辺寺まで見てそこから見るのを止めて最上部へ行くと、
また扉。

開けると毘沙門天像のすぐ下に出ました。

(おぉ近い、でも近すぎてよく見えないな)

毘沙門天像を後にして、これぐらい離れればよく見えるかと振り替えると
木で隠れて見えない。

下りのロープウェイは僕一人だったので、
添乗員さんと世間話をして雲辺ロープウェイを後に。

67番大興寺を回り、
次の68番神恵院69番観音寺は一ヶ所に二つある唯一の場所。

ここまで回って、ある選択肢が生まれた。

70番本山寺は観音寺を出た道を左である、
そしてもうひとつ、琴弾公園がある、これは出た道を右である。

琴弾公園には、銭形平次のOPで有名な砂の寛永通宝がある。

この時、リミット30分前。

そして日没も近い、日が没すれば寛永通宝は見えない。


そして、もうひとつ考えなければいけないことがあった。

11月10日の金刀比羅宮の祭りである。

そもそも今治辺りから僕はこれに合わすために行動していました、
しかし行ったり来たりの道程や山の長距離移動でそれは破綻し、
前日の今、75番善通寺まで回っている予定だったのが、
69番に居るという現状だったのである。


70番本山寺から71番弥谷寺は遠く残り30分で回ることは不可能。

(なら70番本山寺を回り、日没までに寛永通宝を見て此処で野宿をして
金刀比羅宮には下から行くか?)

現在地は金刀比羅宮のある山の左下にあたり、
遍路コースは山の周りを時計回りに進むので上から回りこんで行こうと考えていました。

(此処で待機して、明日、下から回りこんで先に金刀比羅宮に行こうか?は!?)

ここまで来て妙案を思い付きました。

祭りが始まるのがマルキューサンマル(09時30分)

お寺の納経開始がマルナナマルマル(07時00分)

幸い71番弥谷寺から75番善通寺は密集地帯、二時間半あれば行けるかもしれない!

そして、71番弥谷寺の下には道の駅!行けるぞ!
勝利の女神は存在した!今がその時!ガンホー!ガンホー!

試行錯誤の末、作戦が決定した!

先ずは70番本山寺を回る、
次に日没までに砂の寛永通宝を見る、
71番弥谷寺近くの道の駅まで走らせ現地到着直ぐに寝床の確保
(この時には真っ暗であることが予想される!)
次の日、納経開始のマルナナマルマル(07時00分)に合わせて
71番弥谷寺に登る、
そして、マンキュウサンマル(09時30分)祭り開始までに、
75番善通寺まで回り金刀比羅宮の階段を登るのだ!

サー!イエッサー!


(よし、そうしよ)

70番本山寺を回って琴弾公園の駐車場に原付を停めて
地図で場所を確認、そっちに歩いていくと海に出てしまった。

(あぁ夕日の沈む海は綺麗だなー、じゃない!日が沈む!)

もうすでに黄昏時のなか探していると、
松の奥にそれらしい砂の山を発見!

走る!

(おぉ!これ!・・・か?)

また近すぎて見えない!

とりあえず回りを歩いて高台を探します。

(んー、重要文化財なので入らないでくださいって看板あるのに足跡がいっぱいあるな)

松林から開けたところに出ても高台が見当たらず。

(よく見えないから皆入っていってるのかもなぁ)

駐車場に戻って看板をよく見てみると、銭形展望台というのがある事に気付いて。
ここか!と言うことで向かいます。

地図の道に行くと進入禁止で通れない、別の道を行くと公園を出てしまった、

(あれ?道がないぞ?)

もう一度戻り看板を確認すると看板より手前にも道かあったので、
これが入り口かなと試しに行ってみると、そうでした。

山を登って展望台から寛永通宝を望む!

もう真っ暗で一応ライトアップはされているも殆ど視認できない。

まぁ見たと言うことで、道の駅に向かいます。

道の駅について辺りの確認、手頃な寝場所を見つけて、
テントを張り夜ご飯の支度。

今日はパスタを作ります。

一キロ200円だったので味付けさえどうにかすれば安くつくぞと
買ってみました。

適当に買ってきた調味料で味付けして食べ見ると結構食べれます。

難点は、お湯を捨てなければいけない。

時間がラーメンよりかかるのでその分ガスを使う。

これをなんとかすればラーメンよりコストを抑えれます。

明日に向けてこの日は就寝!



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