秋月へ

最初は，秋月が目的地ではありませんでした。

福岡方面ということだけで，とりあえず高速に乗り，おいしいシュークリームが情報番組で取り上げられていたという娘の言葉で，まずは基山SAへ。
しかし，上りのSAでは見つけることができなかった代わりに，肉巻きというこれまた耳慣れないものがあったので，そちらを購入。

豚肉を炒めて専用のたれで味付けしたものが，ご飯に巻かれていました。
これが，私にはなかなかのヒット作で，１つでもそこそこお腹にたまります。
味付けも良く，また買いたいと思えるものでした。

紅葉にはまだ早いと思いながらも，どこか散策できるところがないかと考え，秋月方面へと向かうことにしました。
20年ぶりくらいに秋月を訪れます。
城下町で道が狭いのにはやや閉口しましたが，駐車場は多数あり，どこも300円。
それに，観光客も大目かなという感じでした。

しかし，残念ながらお目当ての紅葉には程遠く，お店の散策となりました。
特にこれといったお店はありませんでしたが，気温が高く歩いていると汗ばんできたので，ソフトクリームを購入。
いろいろな種類がありましたが，北海道あずき味をたのむと，パック入りのあずき味アイスを専用の機械に入れて，ソフトクリームを作っていました。
なるほど，だからあれだけの種類の味を売ることができるんだと納得。
パック入りながら，味は洗練されていて美味でした。

中学校の校庭で紅葉を見つけました。

緑の一角に鮮やかな赤が映えていました。

よく見ると，奥の黄色のもみじは，たいへんなことになっています。


幹が横に伸びていると思ったら，そうではありません。

一度折れたにも関わらず，わずかにつながっていた部分から枝葉に養分を供給していたようです。
生命力の強さというか，命をつなぐ逞しさというか，自然への畏敬の念を抱かざるを得ませんでした。