サガン鳥栖対徳島ヴォルティス

１－０　勝利

久しぶりに観戦することができました。
そして，ホームでの勝利を久々に見ることができて，本当に良かったと思います。

さて，試合内容はというと…。
今日も前半から主導権を握っていたのは鳥栖のほうでした。
ここ数試合，主導権をもつことができているというコメントがありましたが，こういうことかと実感できました。
展開力を駆使して，セカンドボールも数多く拾って，ゴール前まで攻め上がっていく攻めはなかなか迫力がありました。

また，豊田選手がここまで体を張ってチェイスしたり，走り回ったりする姿には感動さえ覚えました。
ロングボールへの反応も随分正確さが増していました。
ただ，センタリングに対するヘディングはもう一歩だったかな…。
豊田選手だけではありません。
早坂，柳澤，木谷，藤田選手も，シュートが枠をとらえられなかったり，シュートシーンで持ちすぎて体を入れられて跳ね返されたりと，なかなかゴールをこじ開けることができません。

後半に入ると，双方の攻守が入れ替わる内容でした。
木谷選手が自陣近くで相手を押さえ込み，ヘッドで跳ね返そうとしてファールをとられることもしばしば。
それで相手にチャンスを与えてしまうことは変わっていません。

30分過ぎ，サイドを割ろうとしたボールを早坂選手が必死に追いかけて，ぎりぎりで追いついて丹羽選手にパスし，そのセンタリング（シュートだったかも）に豊田選手が頭から飛び込んでついにゴーーール。

その後，山瀬選手に替わって野田選手が入り，自分で切り込んでゴールを放つなど，わくわくする場面もありました。
さらに，柳澤，磯崎選手が，日高，呂選手と交代。
柳澤選手はいい動きをしていたし，えっ！呂選手（彼もまた自陣近くでよく不要な反則をしがちですが）と思ったりしましたが，守備を固めて相手の攻撃を凌いでタイムアップを迎えました。

とにかく勝てて良かった。
今日は（も？）アグレッシブさが伝わる内容でした。
シュートチャンスに丁寧にボールを回してしまう場面もありました。
もうワンテンポ早く強引にでもシュートを打ってもという気もしましたが，それが決め事であれば，やむを得ません。
ただ，野田選手の強引さには拍手を送りたいです。
あれこそFWの真骨頂だと思います。

今日は徳島戦

順位表の鳥栖の成績には，勝ち・負け・分けに10の数字が並んでいる。
残り6試合で，それはどう変わるのか。
4年間続けてきた勝ち越しまでも途切れてしまうのか否か。
それが，残り試合にかかっている。

先日，鳥栖の公式サイトからは，「サガントスのスポンサー、ファン、サポーターの皆様へ」という異例とも思えるメッセージが掲載された。
W杯あけからの不甲斐ない戦いぶりに対する謝罪とチームを引き締めるための公開訓示とでも言えばよいのだろうか。
あるいは，このまま終わるようであれば，何らかの形で責任をとるという意味も含まれていることだろう。
それだけに選手たちにも奮闘を期待したい。

ここ数試合では，攻守のシフトも整ってきて，得点さえ奪えれば勝てた試合もあったように思う。
相手がどこであろうと勝利を手に入れ，最後の意地をみせてほしい。