


☆紀元前7世紀~5世紀、ガンジス川流域に次々と国家が形成される
☆多くの国々が興ったので、この時代を「小国分立」の時代という
*代表的なマガダ国、コーサラ国などの国々を「十六大国」という
☆社会問題が持ち上がります
*バラモン教を取り仕切るバラモンヘの批判の高まりです
*ヴェーダを詠み、祭式を取り仕切るバラモンから人々の心は離れる
☆そに代わる、新たな信仰の対象を求めた

☆「ブツダ」が登場し、バラモン教の権威主義を批判する
☆王族に生まれたブツダ
*生、老、病、死などに向き合おうと王族の暮らしを捨て出家する
*人が生きることから感じるのは煩悩、『欲』があるからだという考え
*食欲があるから腹が減って苦しい
*性欲があるから満たされずに苦しい
*彼は欲を捨てるため、厳しい苦行を行なうが、苦行で更に欲がわいてしまう
*欲を捨てようとすると、さらに欲にとらわれる
*欲を捨てる欲を捨てるには
(欲をほどほど満たし、それ以上に求めない事を悟るのが必要)
☆「ブッダ」が説いた内容
*個人が正しい行いをして悟りを開く
*生きる苦しみから「解脱」することを説きました
☆ブッダの考えは、クシヤトリヤ階級に広まる
*支配者階級の精神的なよりどころになる
☆仏教中心の国家が形成されていくことになる

☆バラモン教への批判から生まれた宗教がジヤイナ教です
☆ジヤイナ教は、ヴァルダマーナという人物が興した宗教
*「徹底した生命の尊重(不殺生)」や「無所有」などの戒律を徹底する
*「徹底して行う」ということがジヤイナ教特有の「苦行」につながる
☆仏教は「ほどほどに欲を満たし、それ以上は求めない」という考え方
☆ジャイナ教は「断食するなら死ぬまでやることが理想」という考え方
☆ジヤイナ教は、ヴァイシャ階級、特に商人の間に広がりました
*現代でも、約400万人の信者がインドにいる
*「無所有」が建前
*「お金を使わないので一周回つて大金持ち」という人が多い

☆バラモン教も、黙って批判ばかりされていたわけではありません
☆権威主義やぜいたくざんまいのバラモンたちを批判するバラモンもいました
☆バラモン教の内部革新から生まれた考え方が、ウパニシャッド哲学
*ヴェーダをただ儀式的に詠むだけでない
*バラモンたちに哲学的な思索を求め、宗教人になるように呼びかけた


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インドの歴史3(バラモン教、仏教、ジャイナ教)
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