日々遊遊!!

散歩道や日々の出来事を・・・

最終日、稚内から宗谷岬周遊です

2012年08月18日 | 利尻、礼文

いよいよこの旅も最終日です。利尻についたのは沓形港でしたが、帰りは盛大な見送りを受けて鷹泊港から8時40分に出港しました。船はゆれることも無く、稚内に予定通り10時40分に到着です。

連絡船、今回は3回とも同じ船でした。

盛大な見送りを受け出港です。

船上からの利尻富士、幸いにして利尻島は天気に恵まれました。

 

稚内港は日本最北の港であり、宗谷岬に近く、日本海とオホーツク海の分岐点です。この港は道北地域における物流の拠点、北方漁業の基地、利尻、礼文への連絡港でもあります。
北防波堤ドームは昭和20年8月25日まで、稚内桟橋駅があり、稚内港が樺太航路の発着港として使われていた時、ここに行くための道路や鉄道に波がかからないように建設された全長427m、70本の柱で支えられた防波堤です。

 船上から見た稚内港、長く伸びるのは北防波堤ドーム

北防波堤ドーム


駅近くに北市場があり、近海でとれた新鮮な海産物や北海道土産を売っています。2階の食堂で宗谷牛の鉄板焼きを食べました。久し振りの肉は美味かった。



宗谷本線最北端、稚内駅にある、最北端の線路、これ以上北には線路はありません。ちなみに最南端は鹿児島県指宿枕崎線の西大山駅です。ガイドさんとしては駅は改装前の方が雰囲気があったとか、確かにネットで昔の写真を見ると、線路も駅も雰囲気があります。

 

宗谷岬は現在一般の人が自由に行ける、日本最北端の地です。天気が良ければ背後に広がる宗谷海峡のかなたに、かって日本の領土であった樺太を見ることが出来ます。今回のツアースケジュールでは、ここは車窓見学となっていましたが、なんとかバスから降りて最北端の碑をバックに記念撮影をすることが出来ました。たしかに稚内から宗谷岬をへて千歳空港まで430km、飛行機に乗り遅れれば大変なことになるので旅行会社としては最悪の状態を考えて車窓見学としたのでしょう。しかし、いくら時間が無くてもここでの車窓見学の企画はおかしい、食事や買い物の時間を減らしてでも最北端の記念写真撮影の時間をとるべきです。


宗谷岬に向かうバス、4日間バスガイドの案内は素晴らしかった。


オホーツク海、オオワシが北に帰らず数羽いました

最北の地、宗谷岬の碑と間宮林蔵の立像

温度計は9度、表示は若干低めに設定?!!

最北端の街並み、郵便局、交番もありました

ホタテ貝の山、この辺は美味しいホタテ貝が撮れるのだそうです 


宗谷岬を過ぎるとはオホーツク海岸沿いから北の大地、大自然の中を抜け、対向車もあまり来ない道路を快適に走り、高速道路に入り新千歳空港に予定より早く到着しました。
今回の旅は24名限定で、バスもゆったりと座れ、船も一等船室と快適な旅でした。またツアーメンバーも旅慣れた方が多く、出発時間前に全員がそろっていると言う状態、ストレスのない旅でした。
海外も良いと思いますが、だんだん歳を重ねると、長時間の機内が大変、「のんびりスケジュールと美味しい食事つき」の旅も魅力です。
同じような内容で、私のホームページ、定年後の日々、あらたなる旅立ちにも、利尻礼文の旅を掲載してあります。 http://home.c00.itscom.net/t2oho4no/risirirebun/top/top.html


沓形岬公園が本日最後の見学地です

2012年08月17日 | 利尻、礼文

最後の見学地、沓形岬公園です。沓形岬公園は利尻島の西端に位置し、日本海の飛びだした岬にあります。利尻富士の西にあるため、利尻富士から登る旭日や日本海に沈む夕日と赤く染まる礼文島を見ることが出来ます。岩でごつごつした地形で、散策のための遊歩道があり花や景色を楽しめるようになっています。公園内にはキャンプ場やミニビジターセンターもあり、利尻島の資料を見ることもできます。

利尻島16景スタンプラリーは沓形岬公園が第一景です。このスタンプ台はさすがに冬は利用しないらしく、冬場は撤去して、春になると設置するようです。

利尻富士【一景】 考える山 利尻町沓形 沓形岬公園

公園内はごつごつした溶岩の中に、ハマナスなどの花が咲いていました。


日がだいぶ傾きかけていましたが、海岸沿いには、セリ科の花(オオハナウド)が咲いていました。


公園内を歩いていると、綺麗な声でさえずっている鳥がいました。こういう写真は今回持って行った30倍のカメラの出番です。調べてみると「ノゴマ」のようです。ノゴマは夏季、中国ロシアなどで繁殖し、冬季は東南アジアに南下し越冬します。日本には夏季に繁殖のため北海道に飛来する夏鳥です。

利尻町出身の作詞家「時雨音羽」の詩碑です。{ドンとドンとドンとなみのりこおえて・・・}の詩碑、ボタンを押すと歌が聞こえてきます。

燈台と展望台

ガイドさんがこの公園からの夕日がきれいですと言う話がありました。ホテルの屋上でも見られますと言うので私たちはホテルの屋上で夕日を見学しました。
日本海に沈む夕日、右側の雲のように見えるのは礼文島です。

夕焼けに赤くそまる利尻富士


夕焼けの礼文島、相変わらず雲がかかっています

夕食、3日間とも似たりよったり、毎日生もので飽きはしましたが、嫌いではないので完食です。我が家では、一日めが一番美味しかったと言う話ですが、二日め以降は、「また!!」と言うことになりますので不利ですよね。


 


利尻富士を見ながら海岸線を走る

2012年08月16日 | 利尻、礼文

この沼は利尻島の南部に位置し、周囲1kmの小さな沼で、遊歩道が整備されており、日本最北限の赤エゾ松の原生林が見られるそうです。土産物屋さんもあり、観光バスも必ずよるらしく、にぎやかです。ここから見る利尻富士は、北海道名物の「白い恋人」の写真と同じ方向ですが、白い恋人の写真はもう少し高台の沼浦展望台から見た【八景】の利尻富士だそうです。

利尻富士【七景】 「かえりみる山」 利尻富士町鬼脇 オタトマリ沼付近


利尻島の南端、道道108号線から1kmほど海側に入ったところにある公園が仙法志御崎公園です。公園の海岸線は仙法志ポン山から流出した溶岩流でできた荒々しい磯場が広がっています。この公園も観光バスが多く、お土産屋さんもありにぎやかです。

写真は 利尻富士【五景】 「立志の山」 利尻町伝法志 御崎公園 

エゾカンゾウと利尻富士

エゾカンゾウと溶岩流の海岸線

セリ科の花(オオハナウド?)と利尻富士



溶岩と溶岩の間をセメントで固めた生簀(イケス)、昔はここで魚を生かしておいたらし。この生簀を利用した仙法志御崎公園の自然水族館、毎年夏の間だけアザラシ2匹を本土の水族館から借りてくるそうです。ちなみに名前は毎年コンブとワカメで餌をあげることができます。私たちが見ていた時もおじさんが餌を買ってきてあげていました。運よく地元で捕まえた時はそれを使うそうですが、過去に一回?あったとか、当然借用料がかからないから助かると?ガイドさんの話。

 北のいつくしま弁天宮

寝熊の岩

人面岩

北のいくしま弁天宮は、嵐で岩にうち砕かれそうになった弁財船を弁天様が救い、そのご加護に感謝した海の男たちが建てたといわれる弁天宮です。寝熊の岩と人面岩は似ているから付けられた、観光地では良くあることです。
そんなに車が多いわけではないのですが、バスはどこでも止まれるわけではないので、ゆっくり走るバスの中からの撮影、ガラス窓が写っています。

今日も暑そう、家でゴロゴロでは体が変になる、ボランティアに出かけるか迷っている。別ページでツバメは電線にとまるを掲載しています。


利尻富士がはっきり見えてきました。

2012年08月15日 | 利尻、礼文

姫沼の見学を終わり、昼食のため鴛泊のペシ岬近くに戻りました。お昼は海鮮丼、生ものも毎日となると少しもてあまし気味ながらも美味しくいただきました。生ものの苦手な方には今年は不漁というホッケのひものでした。食後はペシ岬の展望台まで行く人や写真館の見学、カフェでお茶を飲む人と各々の時間を過ごし、その後、利尻島の周遊に出発しました。海沿いを走ると狭い海岸線に砂利をしいた小さな広場があります。ガイドさんの説明では昆布を干すための場所で、駐車場ではありません。昆布は天日干しの場合、朝早く採りに行き、家族総出で一日で干し終わらなければならないのだそうです。

鴛泊港近くにある90mほどの巨大な岩山で形成されている岬です。別名灯台山とも呼ばれ、この写真の後ろ側に灯台があります。頂上までは急な坂道を歩いて5分ほど、利尻富士を眼前に、晴れた日には礼文島、稚内も望めるビュースポットだそうですが、足が少し痛くなり登るのは諦めました。岬の後ろに利尻富士【十三景】「求道の山」の写真ポイントがあるそうです。

会津藩士の墓は北方警備でのために出兵した会津藩の武士が帰路、船が難破して犠牲となった人たちの墓です。

フランス菊は園芸種と思いがちですが、野生種で、北海道では道のわきなどに咲いていました。

オオミミナグサは何処にでも咲いていました。


コウリンタンポポは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治中期に観賞用として持ち込まれ野生化しました。北海道に広く帰化しており、道端でよく見かける花です。


遠くの庭に桜のようなものが咲いており、カメラの倍率を最大にして撮影したところ、八重桜と判明しました。利尻では6月に八重桜が咲くのだそうです。

ミヤマキンポウゲは高山植物ですが、平地にさいていました。


 
ルピナスはニュージランドの花というイメージでしたが、丈夫でどこにでも咲く花のようで、北アメリカ西部を中心に、南アメリカ、南アフリカ、地中海沿岸に200種以上が分布しているそうです。利尻島でも綺麗に咲いていました。

記念スタンプが置いてアある案内標識

鷹泊港方面から時計回りに走ると、姫沼では姿を見せなかった利尻富士がはっきりと姿を見せてくれました。見る角度によって刻々と姿を変える利尻富士の景観を楽しみながら、島一周出来るよう十六ヶ所の撮影ポイントが設定され、スタンプが置かれています。ちなみに全部スタンプを押してくると記念品がもらえるらしい。私たちは数か所まわっただけですから、記念品はもらえません、全部まわるにはツアーでは無理ですね。


姫沼に咲く花です

2012年08月14日 | 利尻、礼文

花の名前は、花だけ見てわかる場合と、花と葉、環境を見ないと分からない場合があります。それだけ似たような花に発見者が違った名前をつけているのです。
姫沼の花については同行の妻にメモをとってもらいましたので名前で苦労することはありませんでした。
この沼は原生林に囲まれたひっそりとした静かな沼で、駐車場とトイレ以外は何もありません。
聞こえるのは花ガイドさんの声と、鳥の声だけです。

クルマバソウは北海道から本州の山地に生え、6~10枚の葉が何段にも輪生してつき、その形からついた名前です。

マイヅルソウは葉の様子を鶴が羽を広げた形に見たてたもので、低地や山地の林内に生える多年草です。

オオアマドコロは低地、山地の湿った林の中に生える多年草です。


カラフトダイコンソウは北方系ノダイコンソウの意味、ダイコンソウとは、根生葉の形状が小葉が大小交互しているダイコンの葉のようだという意味です。

チョウセンゴミシは江戸時代に生薬の五味子として朝鮮半島から輸入していたことに由来しています。五味子とは,酸味,苦味,甘味,辛味,鹹味(塩からい)の五つの味がするということで名づけられました。

エンレイソウは低地や山地の林の中に生える多年草。薬草の効があり、中国で「延齢草根」という名の胃腸薬として用いられていたそうです。

黄色いランであるキンラン(金蘭)に似て、花が白いので銀色とみなしてギンランとなったそうです。

ホウチャクソウは丘陵地や山地の林内に生える多年草筒状で、細長い花の形を寺院の軒下にぶら下がっている装飾品である「宝鐸」に見立てたて付けられた名前だそうです。

ツボスミレは北海道~九州などに生育する多年草です。湿原のほとりや湿った草原などに生えています。全体に軟らかく無毛で、花は白色で中心部に紫褐色の文様があります。葉は基部が広く湾入しています。


マタタビは北海道から九州、千島・樺太・朝鮮・中国に分布する落葉性のツル植物で、名前の由来は、疲れた時に甘い果実を食すると「再び旅ができる」ということです。

ノビネチドリは低山や亜高山の林縁に生える多年草で、「延根」は根が横に良くのびるところから、「千鳥」は花の形が小鳥の飛ぶ姿に似ているところからの命名です。礼文島にもありましたが、花の色が違っています。

クルマバツクバネソウは低地や山地の樹林内に生える多年草で、葉の形が車状のツクバネソウの意味で、ツクバネとは衝羽根と書き、花や実の形が羽根つきの羽(羽子)に似ているところからついた名前だそうです。

エゾサカネランはサカネランの基本種と言われ、草姿はなどはサカネランに酷似していますが、花茎、花序などが無毛の点が異なります。マニアでもなかなか見ることが出来ない花のようです。姫沼の花ガイドさんも少し自慢げに説明していました。彼らの誰かが見つけ、そのネットワークで彼もこの花が咲いていると知ったようです。観光地の木道わきにこの花が咲くと言うことは、珍しいことのようです。

トドマツは樹皮は薄く、軟らかく、なめらかで灰色、枝は水平か斜め上になる。松かさは上向きにつく、この写真の木で樹齢200年ぐらいだそうです。

エゾマツは樹皮は不規則な鱗片状で薄くはがれ、黒褐色、枝は下向きに垂れさがる。松かさは枝に垂れさがる、成長が遅く、この写真の木で樹齢300年ぐらいだそうです。

左の隠れている木がトド松、右の木がエゾ松、同じような太さですが樹齢は100年も違うのだそうです。

 


40分で利尻島に到着、天気は良いみたいです

2012年08月13日 | 利尻、礼文

稚内の朝は早い出発でしたが、礼文島から利尻島へは一番早い便で10時35分発、しかしホテルには何時までも居られないらしく9時30分にはホテルを出発、5分で香深港に到着です。一時間違く港で時間をつぶし船に乗りました。香深港(カフカコウ)から利尻島の沓形港(クツガタコウ)まで40分、11時15分に到着しました。今回は2等船室でしたが、お客さんは殆どなく貸切状態での船旅でした。
利尻島は写真で見る通り、殆ど利尻山とその裾野で出来ている島で、サロベツの海岸線から利尻水道をへだてて約20kmの洋上に浮かぶ周囲63kmの円形の島です。

船上からの利尻富士

沓形港にて

バスの中の地図を利尻島に変更

案内板、この時点ではバスは一台だけ

吊り橋

港に到着後バスが船底から出てくるのを待ち、最初の見学地、姫沼に向かいました。姫沼の駐車場で花ガイドさんと合流、準備体操と花を見るとための注意事項を聞き出発、つり橋を渡るともう姫沼です。姫沼は原生林に囲まれた周囲1kmの小さな沼で、沼の周囲には散策路があり20分ほどで一周できます。大正時代に発電需要やヒメマスの放流のため、点在する小沼と湧き水を利用して作られた人造湖で、ヒメマスを放流したことから姫沼と言う名前になったのだそうです。利尻山【十二景】「愛でる山」の撮影ポイントですが、残念ですが利尻富士は見えませんでした。

 

姫沼は淡水湖ですがウミネコ(足が黄色)が水浴びをしています。ガイドさんの説明では、からだに付いた塩を洗い流すためだそうです。散策路は写真のように木道です。花ガイドの説明を聞きながらゆっくり進みますが、うしろから説明なしの一周20分で回るグループがくると、木道の端により先に行ってもらいます。20分で回れるところを1時間かけての見学、礼文島と違った花が咲いていました。

姫沼の湧水はリシリア水としてペットボトルで販売されています。 

 

倒木もそのままにしてあります。根の所から新しい芽が出てきており、いずれ大きな木に成長するでしょう、とガイドさんは言っていました。
明日は、姫沼の花を紹介します。

 

 


やっと見えました、利尻富士です

2012年08月12日 | 利尻、礼文

礼文島ではホテルに着くまで、天気ははっきりせず、利尻島は雲の中でした。しかし、バスガイドさんは今の空模様では必ず雲が切れますので、ホテルに着いても注意して見ていてくださいと言っていました。ホテルに着き、露店風呂に入っていると、利尻島が見えはじめましたので、急いで風呂から出て撮影した利尻島です。その他の写真はホテル周辺や香深港周辺で撮影したものです。
バスガイドさんもこの時期は、ほとんどこの島周辺で仕事をしているので、空模様も経験でわかるようです。
夕食は海の幸ずくし、サービスも良く、美味しくいただきました。今日で礼文島は終わり、あすから、利尻島を掲載します。
お盆休み、皆さん出かけているのか、気のせいか静かですね。

ホテルから見た利尻富士と島を巡回する連絡船

金冠日食観測記念碑、昭和23年に日米の科学者によって金環日食の観測が行われた場所

 

スズランは改めて説明の必要もない、本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する、北海道を代表する花として知られています。

オオミミナグサはミミナグサの基本種で、北海道に見られる多年草、港の花壇に咲いていた花で、高山植物では無いようです。この辺でよく見られる帰化植物のオランダミミナグサと比較すると花が大きいのですが、オランダミミナグサと同じように咲いていました。

キジムシロに似ている

エゾスカシユリ

北海道ではよく見られるオオイタドリで3mにもなるそうです。北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山岳地帯や亜高山帯の日当たりのよい砂地に生えるとありますが、バスで走ると道路わきに大きなスカンポが沢山生えています。

北海道のフキはアキタフキ、大きくなると1mから2mになるそうです。有名な3m近くになるのは足寄町のラワンブキですが、これもアキタフキの仲間だそうです。バスガイドの説明ではフキも茎が赤くなると美味しく無くなるのだそうです。

ミヤマオダマキ

名前不明の花,香深港の花壇に咲いていました。園芸種でしょうか。

 

利尻島に向かう船から見た礼文島、やはり雲がかかっていました。


最北限の地、スコトン岬です

2012年08月11日 | 利尻、礼文

雨は上がりましたが、相変わらずの強風でした。澄海岬は字のごとく透明度が高い海ですが、あいにくの天気でその美しさを味わうことは出来ませんでした。
その後は江戸屋山道~スコトン岬までのハイキング、岬近くまでバスで行き、車道を30分ぐらい歩くと到着です。スコトン岬とはアイヌ語で夏の集落という意味、現在でも土産屋とトイレと民宿があるのみです。
この地は最北端と言われてきましたが、測量の結果、宗谷岬が最北端とわかり、現在では最北限の岬と言われています。今日の花はエゾカンゾウとヤマブキショウマ、コモチイワレンゲ、タカネナデシコです。

澄海岬

エゾカンゾウは 湿原、山地や海岸の草原に生える多年草、別名:ゼンテイカ(禅庭花)、エゾゼンテイカ(蝦夷禅庭花)、ニッコウキスゲ といい、北海道の固有種では無いようでが、草原、海岸線などで良く咲いていた花です。

ヤマブキショウマとは葉がヤマブキに似ているので付いた名前、未だ蕾でこれからです。

コモチイワレンゲはイワレンゲの変種のひとつで、函館、日高、礼文に生える北海道固有種です。レブンイワレンゲの別名もあります。花の時期になると中央から20cmぐらいの茎が穂状に伸び白い小さな花が咲くそうです。

タカネナデシコはエゾカワラナデシコの高山型、道路わきにひっそりと咲いていまいた。

スコトン岬付近、以前は数軒の番屋があり、ここで一年を通じ生活をしていたそうですが、今では一軒だけになってしまったそうです。そのご夫婦は、礼文島の鮑古丹(あわびこたん)にお住まいの夫妻、NHKのドキュメンタリー番組:「海鳥と妻と~北海道 礼文島~ 厳冬をたった2人で生きる夫婦のきずな」として放送され、私もその番組は見ましたが、スコトン岬とはアイヌ語でも夏の集落という意味、冬になると医者に行くにも夫婦で歩いて山を越える、私にはとても考えられませんが、住めば都なのでしょうね。

最北限のトイレ

スコトン岬に咲く花


よく似ているオオタカネイバラとハマナスです

2012年08月10日 | 利尻、礼文

この花の写真を写す頃にいは低地におりてきて、雨はやみました。道も広くなり、下り坂でしたのでやれやれとうい思いでした。花ガイドさんが、北海道でこの花を見れば普通の人はハマナスだと思いますが、この花はオオタカネイバラですと教えてくれました。
オオタカネイバラは北海道から本州にかけて分布し、亜高山から高山にかけて見られます。ハマナスに似ており、花ガイド曰く、ハマナスとして説明されることも多そうです。
たしかに、ハマナスとよく似ていて、なかなか判断ができませんね。
ちなみに香深港周辺で撮影したハマナスですが、名前が書いてあったわけでもないので、ハマナスではないかもしれませんね。
他には黒ユリと笹の花です。ササは花が咲くとかれてしまうそうです。黒ユリはコースでは見つかりませんでした。この花は民家の庭に咲いていたものです。日本で最も有名な生息地は白山だそうです。
ハイキングの後は楽しみにしていたウニ丼の昼食です。ウニは殻から出すとすぐにいたんでしまうので薬品処理をするのだそうですが、今回のウニ丼はムラサキウニのむきたてを未処理のまま、本当の味はこういう味だったのですね。カニ丼はウニが苦手な人用です。

オオタカネイバラ(花ガイドが教えてくれた名前)

香深港に咲いていた花、ハマナスとしましたが違うかも???

笹の花

クロユリ

花ガイドさん

ウニ丼とカニ丼

 


海岸線には木が生えていません。

2012年08月09日 | 利尻、礼文

天気が回復してきました。しかし、風は相変わらず強く海から吹き上げてきます。
この島は海岸線沿いにはほとんど木が生えていないので歩いていると風の影響をまともに受けますが、見晴らしは大変よく、楽しめます。
今日の花はエゾスカシユリ、ヤマハナソウ、バイケイソウ、ヒオウギアヤメ、イブキトラノオと元地灯台を掲載します。

海から強い風が吹き上げてきます

エゾスカシユリは北海道の海岸草地や山地の岩場などに生える多年草です。コースでは写真に撮れる場所に咲いていたのはこの花だけでした。

ヤマハナソは札幌の山鼻地区(藻岩山)で発見されたことから付いた名前、ユキノシタに似ているねと言う話に、花ガイドさんからユキノシタ科の花ですと説明がありました。

バイケイソウは花が梅に、葉が蘭(ケイラン)に似ていることからの名前、芽がが出てから咲くまでに100年?あまりもかかるらしのです。
 

ヒオウギアヤメは紀子様のお印の花、亜高山帯の湿地や高層湿原に群生します。

イブキトラノオは伊吹山に多く自生し、虎の尻尾のような花の姿からの命名、 山地~高山の草地に生える多年草です。

元地灯台、天気が良ければバックに利尻富士が見えます


黄色いレブンキンバイソウが霧の中で咲いていました。

2012年08月07日 | 利尻、礼文

桃岩~知床岬のトレッキングコースは約4.5km 標高差244m尾根を歩く時は風が強く、大変でした。
今日の花はハクサンチドリ、ノビネチドリ、レブンキンバイソウです。
昨年までは、暑くても散歩に出ましたが、今年は腰を痛めしばらく家にこもったせいか、外に出るのが面倒になってきています。
自転車ならと2回ばかり出かけてみましたが、これも面倒になり、なんとかメンタル面を修正しないといけない状態です。人は暑さに負けていますが、我家の花は元気にさいています。毎日、咲くのでニチニチソウと言います。このままでは本格的な年寄りになってしまいますので、元気を出して今日はしばらくぶりにボランティアに出かけることにしますか。

ハクサンチドリ(白山千鳥)

ノビネチドリ(延根千鳥)

ハクサンチドリ、ノビネチドリは高山植物ですが、礼文島では高山植物が平地でも見ることが出来ます。

 レブンキンバイソウは礼文島に自生する花で、今回のコースには沢山咲いていました。花弁のように見えるのは萼で、花弁は雄しべのように見えるものです。

我が家に咲いたニチニチ草


一番綺麗に咲いていた花、レブンシオガマです

2012年08月06日 | 利尻、礼文

礼文島で一番綺麗に咲いていた花ではないでしょうか、礼文シオガマと言う花です。
ヨツバシオガマで、北海道、東北の亜高山帯~高山帯の草地に見られる多年草をハッコウダシオガマと言うそうです。これより大きく、葉が5~6枚輪生し、花が下から咲きあがり、10段以上つくものをレブンシオガマと言い、礼文島固有種だそうです。ネットでは背丈が70cm~100cm、花の段数では15段~30段も付くと書いてありますが、私が見たのはそんなに大きくなっていませんでした。
今日は朝からいくらか涼しいようです。
散歩道ではオニユリがさかりです。

礼文島に咲く、レブンシオガマ

恩田川、散歩道に咲くオニユリ


葉に雪が積もったように見える、レブンウスユキソウです

2012年08月04日 | 利尻、礼文

レブンウスユキソウと言う花です。雨があたる藪の中にひっそりと咲いていました。
薄雪草と書き、葉に白い綿毛が生えて、うっすらと雪が積もったように見えるのが名前の由来だそうです。
調べてみると日本に生息するウスユキソウ属の花には5種あり、ウスユキソウ(比較的低地で見られる)、エゾウスユキソウ(北海道)、ハヤチネウスユキソウ(岩手県早池峰山)、ミヤマウスユキソウ(高山で見られる)、ヒメウスユキソウ(中央アルプス、木曽山脈の花崗岩礫地の固有種)となっています。(別の説もある) 海外では、スイス・オーストリアの国花であるエーデルワイスも同じウスユキソウの仲間です。
他に、マリーゴールドのお花畑を掲載します。種をとるためでしょうか、こんなに沢山咲いているのは始めてみました。我が家にも咲いていましたので、合わせて掲載します。

礼文島、桃岩~知床岬にて レブンウスユキソウ

恩田川周辺、マリーゴールドのお花畑

我家の少し育ちすぎのマリーゴールド

 


礼文島、チシマフウロとレブンソウです

2012年08月02日 | 利尻、礼文

礼文島の桃岩~知床岬ハイキングコースは、足腰の弱い人はたいへんなコースです。途中、一か所リタイア地点があり、無理と思った人はここからバスに引き返すこともできるようになっています。写真のように雨、霧、風の中での花の散策でした。
天気が悪い上に、花が小さく遠くにあるので、ピントがなかなか合わず、ピンボケの写真が多くなりました。私のカメラは、今はやりの30倍と言うやつを持っていったのですが、この手のカメラは接写や小さな花には向いてないのかも、近場の花はもう一台のバカチョンカメラの方がよく映りました。カメラのせいにしては申し訳ない、やはり腕のせいですね。
今日の花はチシマフウロとレブンソウです。

桃岩~知床岬ハイキングコース 

チシマフウロは本州北部から北海道に分布、高山に咲く花ですが、礼文島では低地に咲いています。本州の高地に咲くものをハクサンフウロ、北海道の中央高地に咲く色の特に淡いものをトカチフウロと言います。

レブンソウは礼文島にしか咲かない花です。しかし礼文島にはマメ科の似た花が多く、見分けるのは難しいのですが、ポイントは葉に密集している白い綿毛だそうです。しかし雨で綿毛があるのかどうか良くわかりません。花には綿毛が見えるような気がします。


セリ科の白い花が沢山咲いていまいた。

2012年07月31日 | 利尻、礼文

今回の旅で行く先々で良く咲いていた花はセリ科の白い花です。バスの車窓、ハイキングコース、海辺、岩陰などあちこちで見られましたが、みな同じに見えガイド泣かせの花だそうです。参考まで礼文島で6月中旬から下旬に咲いていた花を礼文島花ガイドクラブのページで調べてみると、6月20日、オオカサモチ、シャク、エゾカラマツ、エゾシシウド、6月30日は20日プラス、オオハナウドです。礼文島は23日に歩きましたので、オオハナウドと言うのはエゾシシウドかもしれないのですが、葉の形が似ていないのです。したがって掲示の花の名前は花ガイドの説明と私なりの調査の結果つけましたが、自信はありません。こんな花が咲いていたと言うことでご覧ください。

オオハナウド、(オオシシウドにしては葉が違うような気がしています)

これもオオハナウドではと思うのですが葉が少し違うオオシシウドかもしれない。

オオカサモチ、ガイドさんがそう説明していたような記憶があり、葉の形が似ている

オオハナウドとイタドリ(スカンポ)、イタドリは本土と比較すると大きい

シャク

雨と風と霧、風は強風に近い、カメラを濡らさないように花を撮るのが大変でした。

スコトン岬の白い花は?