インプラントでのあれこれ・・・

インプラントに対してちょっと詳しく・・・

人工歯根を骨に埋め込むといっても、インプラントはイ

2019年12月06日 | 日記
人工歯根を骨に埋め込むといっても、インプラントはインプラントが金属アレルギーで入れられないことはまずありません。


人工歯根は外科に使われるボルトやねじと同じ素材が使われています。


チタンの他、セラミック、金といった金属アレルギーがほとんど起こらない素材を使っているためです。


健康保険が適用されるインプラント治療はごくまれで、その全額が自費になるのが普通です。


余計な負担や不安を減らすために、金属アレルギーがある患者さんは治療開始前に歯科医とよく話し合う方が一番良いでしょう。


入れ歯の装着に違和感があるという方、または入れ歯そのものに抵抗感があるという方に適用されるのがインプラント治療です。


外科的手術によって人工歯根をあごの骨に埋め込み、さらにセラミックなどでできた人工歯をかぶせます。


おおむね保険適用外となり、治療費は高額ですが周囲にもそれと気づかれにくく、自分の歯と同じように噛めるので、食べ物も美味しく感じられます。


何よりも見た目の自然さや快適な使用感を要求する方に向いています。


治療ではインプラント埋入手術が一番の山ですが、部分麻酔が使われ、全身麻酔になることはほとんどありません。


ただし、糖尿病や心疾患など、麻酔や出血に関わる持病がある場合は入院設備が整ったところで手術する必要もあります。


あるいは、インプラントの土台になるだけの厚みを持った骨がない場合、埋入手術以前に、骨の厚みを増す手術をしなければなりません。


自分の腸骨などを削って、移植する手術だと、入院して手術するケースも実際にあります。


このような難しい治療を行う場合、信頼できる歯科医とよく話し合った上で、治療計画を立てていってください。


新たな歯科医療の形として注目されているインプラント。


その耐用年数は、普通にしていれば一生物などと言われますが、実際のところは、施術の完了後も欠かさずメンテナンスを行えるかどうかや、手術を担当する歯科医師の技術にも左右されると言われています。


毎日欠かさず歯磨きをするなどのケアを怠ると、一生どころか、僅か数年でインプラントが劣化してしまうかもしれません。


口内ケアをおろそかにすると歯槽膿漏などのリスクもあり、こうなると人工歯根の土台となっているアゴの骨も弱ってしまい、その分、人工歯の寿命が縮められ、場合によってはインプラント治療のやり直しも必要になります。


典型的なインプラント治療は、3つのハードルを越えなければなりません。


一番に歯茎の切開、あごの骨へ人工歯根を埋入、あごの骨や周辺組織と人工歯根がなじむのを待ち、固まったことを確認してから、第三段階では、歯根にアタッチメント(連結部分)を接続し、さらに義歯をかぶせて完成という流れは皆さん変わりません。


時間を要するのは、人工歯根の周りに組織ができて骨にしっかり定着するまでで約2ヶ月から6ヶ月見ておかなければなりません。


このため、インプラント治療を始めてから義歯を使えるようになるまで、要する期間は短くて3ヶ月、長くても10ヶ月くらいだと考えて良いでしょう。