著者:竹内整一 (ちくま新書・756円)
評者:沼野充義
サブタイトル:背後にある死生観まで縦横無尽に読み解く
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私的サブタイトル:
さよならは別れの言葉じゃなくて、再び会うまでの遠い約束
(by 来生えつこ)は、真実だった!?
今日、Mixi日記で、出会いについての話を書いた。
だから、という訳ではないが、こちらでは別れについて書かれた
本を、 . . . 本文を読む
著者:アルベルト・マングェル (白水社・3570円)
評者:池内 紀
毎日新聞 今週の本棚 2008年11月2日より
サブタイトル:本が開示する空間の魅惑と不思議
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大規模書店の、ドミノのように続く書棚を見る興奮。
町の小さな図書館の陳列に、店主のこだわりを発見して感じる共感。
図書館の、ありとあらゆる智慧が凝縮された空間の只中にいると
実感できる . . . 本文を読む
【 発行日- 09.03.10 】
タイトル : 宇宙の電池屋ー走るー
コラムニスト : 宇宙探査工学研究系、宇宙の電池屋・曽根理嗣
(そね・よしつぐ)
週刊モーニングに連載している「宇宙兄弟」が、面白い。
幼い頃に、とあるエピソードをきっかけに、共に宇宙飛行士に
なろうと決意した兄弟。
年が流れ、弟はその夢を実現したが、兄はヘタレた人生を余 . . . 本文を読む
著者:山本おさむ 双葉社刊 2008年8月30日 第1刷刊行
サブタイトル:誰も教えなかったプロのストーリーづくり
最近、ひょんなことから漫画家さんと知り合いになった。
ネットを介してだが、その方の創作ノートのラフスケッチ等を見せて
いただく機会もあって、創作という活動に興味を持っている。
これまでにも、スティーブン・キングや野田章宏元帥等、好きな作家の
書いた小説作法等は読んできたのだが . . . 本文を読む
著者:パルデン・ギャツォ ブッキング刊 2635円(税別)
訳者:檜垣 嗣子
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静か過ぎる。
この静寂が意味することを考えることは、恐怖以外何者でもない。
現在、インドに亡命政府を置くチベットのダライ・ラマ14世が、
亡命を余儀なくされたチベット動乱から、先日の3月10日で
50年を迎えた。
北京オリンピックに先立って。
あの世界各地の聖火リレー . . . 本文を読む
著者:ローワン・ジェイコブセン (文藝春秋・2000円)
評者:養老孟司 毎日新聞 今週の本棚 2009年2月8日より
サブタイトル:病み疲れた「もう一つの人間社会」
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評者が引用している部分によれば…。
2007年の一年間で、北半球からミツバチが約1/4も姿を消した、
という。
その事実がもたらすものは、何なのか。
ハチの生態系が、精緻 . . . 本文を読む
著者:樹村みのり SUN COMICS(朝日ソノラマ)刊
発出:月刊セブンティーン1979年4月号
手を伸ばして、何かを掴もうとする。
伸ばした先に有るものが何なのか、確かめる術も無いままに。
その手が、おずおずとしたものであれ、
破れかぶれに突き出されたものであれ。
手を伸ばすというその行為にこそ意味があると、知ってはいる。
なぜなら、伸ばさないままでいる限り、何も動き出さないのだか . . . 本文を読む
著者:石川直樹 集英社刊 1600円(税別)
2008年11月26日初版
2009年 2月15日第二刷(入手版)
人は、どこまで純粋になれるのだろうか?
己の為したい夢のために、全てを振り捨てて生きるような、
そんな生き様を貫き通していった者達。
何が、そこまでその人を駆り立てていくのか。
その答えは、誰にも共有されることは無い。
ひょっとしたら、その人自身も明示的に自覚していない . . . 本文を読む
著者:石黒敬章 (角川学芸出版・2940円)
評者:池内紀
毎日新聞 今週の本棚 2009年3月1日より
サブタイトル:「板垣死すとも」のころは黒ひげだった
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文章。写真。音楽。映像…。
どのような媒体であれ、何かを切り取り、閉じ込めたものには、
独特の気配のようなものが封じ込められている気がする。
普段、何気なく読んでいる新聞や雑誌にしても、 . . . 本文を読む
第九巻『「鎖国」という外交』(ロナルド・トビ著)
第十巻『徳川の国家デザイン』(水本邦彦著)
第十一巻『徳川社会のゆらぎ』(倉地克直著)
第十二巻『開国への道』(平川新著)
(小学館・各2520円) 評者:田中優子
毎日新聞 今週の本棚 2009年2月22日より
サブタイトル:「外」から見た新しい江戸時代像
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「全集 日本の歴史」。
全16巻を予定 . . . 本文を読む